現状の地上波放送のハイビジョン(2K)の16倍の解像度を持つ8K。画素数で言うと、ハイビジョンは【1,920X1,080】。
さらに縦横それぞれ4倍の【7,680X4,320】となるのが8Kです。横の画素数が7,680で、ほぼ8,000ということで8Kと言われています。
高精細なため、高い解像感のみならず2次元平面で表示しているにもかかわらず立体的に見えると感じる方も多いようです。
また、8K映像の魅力の一つに「没入感」があります。
テレビの視聴距離は、ハイビジョンでは画面の高さの3倍、4Kは1.5倍、8Kは0.75倍と言われています(視力などによっても異なります)。2Kの場合、例えば40インチのテレビ(高さ約50㎝)を見る場合は、1m50cmの距離となり、視野角で言うと30度となります。
一方8Kの場合、40インチのテレビでは40cm弱、80インチで75cmと至近距離での視聴でも粗さが目立たなく、視野角も100度と広く確保できるため、映像の中に入り込んだかのような高い没入感が得られます。(図1)