放送
2019.04.08
2/3型ネイティブ4Kセンサ採用 コンパクト設計で様々な撮影用途に使える4K/HDマルチパーパスカメラ「UHL-43」を開発
池上通信機株式会社は、4K/HDマルチパーパスカメラ「UHL-43」を開発しました。
UHL-43は、当社の放送用4KシステムカメラのフラッグシップモデルであるUNICAM XE(UHK-435/UHK-430)と同じ2/3型ネイティブ4Kセンサを搭載し、4Kならではの高品質な映像表現が可能な4K/HDマルチパーパスカメラです。
ワンピースタイプのコンパクト設計のため、様々なアングルから被写体を捉えることができるパンチルトシステムの他、情報カメラなどの用途に最適です。今後、国内外の放送局をはじめとした各種放送市場に幅広く販売展開してまいります。
なお、本製品は2019年4月8日~11日にアメリカ・ラスベガスの LVCC (Las Vegas Convention Center)で開催されるNAB(National Association of Broadcasters)Show2019に出品します。
【主な特長】
ネイティブ4Kセンサを採用
2/3型ネイティブ4Kセンサ(3840×2160)の採用により、4Kの高精細映像に加え、F10(4K/59.94p)の高感度、高S/Nを実現しました。単板式センサやピクセルオフセット技術と異なり、ネイティブ4K 3板式のセンサを採用することで、4K超解像度と優れた色再現性を誇ります。
HDRに対応(High Dynamic Range)
国際標準規格(ITU-R BT.2100)に準拠したHLG(Hybrid Log Gamma)を搭載しています。暗部から明部までの表現可能な範囲を拡大した高ダイナミックレンジ映像と豊かな色彩表現(広色域)が可能です。
4K/HDマルチフォーマット
ネイティブ4K信号に加え、HD信号による出力が可能です。4KとHD(4Kダウンコンバート/4Kカットアウト)出力を切り替え、運用に応じて出力を選択することができます。
12G-SDI出力に標準対応
12G-SDI出力を標準装備し、4Kシステムの構築をサポートします。オプションで3G-SDI QUAD LINKに対応します。
品名 | 型名 | 発売予定 |
4K/HDマルチパーパスカメラ | UHL-43 | 2019年11月 |
主な仕様
撮像素子 | 2/3型 Native 4KCMOSセンサ3板式、8M pixel |
感度 | F10 @ 4K 59.94P / HD 59.94i F11 @ 4K 50P / HD 50i |
S/N | 62dB(HD運用時) |
4K/HD-SDI 本線出力信号 |
● BNC x 1 ・12G-SDI:SMPTE2082 ・3G-SDI:SMPTE424/425 Level A/B ・HD-SDI:SMPTE292M ● BNC x 4(オプション) ・3G Quad Link(2 Sample Interleave):SMPTE424/425 Level A/B ・3G-SDI:SMPTE424/425 Level A/B ・HD-SDI:SMPTE292M |
外形寸法 | 約W145 x H155 x D169mm(突起部含まず) |
質量 | 約2.6kg |
※仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。