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放送

2019.10.29

鹿児島放送様より、映像設備・収録送出設備・スタジオカメラ設備を一括受注

池上通信機株式会社は、株式会社鹿児島放送様(代表取締役社長 古山順一)より第一スタジオ・サブシステムの映像設備・収録送出設備・スタジオカメラ設備を一括受注いたしました。納入は2020年春を予定しています。 第一スタジオ・サブシステムは、主に情報・バラエティ番組の制作を行うスタジオサブで、今回は2003年度にHD化されたシステムの更新となります。更新後のシステムはHD(2K)運用を基本としていますが、4Kにも対応したスイッチャ、ルーティングスイッチャ等を採用することで、将来の4Kシステムにもスムーズに移行することができます。

◇映像設備
システムの核となるスイッチャとルーターには、最新の「MuPS-5000」シリーズを採用。大容量データを高速処理する新開発のハードウエアエンジンを搭載することで、高いパフォーマンスを実現しています。
スイッチャは、MuPS-5000スイッチャシリーズの新たなラインアップである中型タイプを採用。高さ6Uとコンパクトサイズながらも3M/E・60入力20出力(2K時)の規模を実現しています。また、各M/Eに8 キーヤ、10リサイザを装備し、3D DFE 2ch、DSK 8ch、16分割のマルチビューワ機能も備え、多彩な映像表現を可能にしながら、省スペース化も実現したことが、採用の決め手となりました。

◇収録送出設備
池上通信機のファイルベースソリューション「iSTEP+」をベースとしたシステムで構築。収録送出用サーバーはHarmonic社製のMedia Deckを採用し、収録送出系統は、標準の2系統から最大4系統に増設することが可能です。その他、情報管理を行うVMサーバーと情報表示装置、各種操作端末によりシステム構成されています。

◇スタジオカメラ設備
2/3型 4K CMOSセンサ3板式の光学系を搭載し、Native4Kの高精細と3板式による高品質な色再現を実現した4K/HDマルチフォーマットシステムカメラ「UHK-430」を3式、高倍率大型レンズを取付け可能なシステムエクスパンダ「SE-U430」を2式採用。カメラコントロールユニット CCU-430とカメラの間の伝送路は40Gbpsの超広帯域を確保し、R:G:B 4:4:4の4K非圧縮信号伝送が可能です。高精細で遅延のない本線映像の高品質伝送を実現しながら、本線映像以外にもHD QTV 2系統、HDリターン映像4 系統などの多彩な信号を同時に伝送することができます。

今回、第一スタジオ・サブシステムの映像設備・収録送出設備・スタジオカメラ設備の3 つの設備を一括してご採用いただけたのは、池上の先進的な製品群と、お客様の運用性および将来の拡張性を考慮した提案、そしてこれまでに納入した製品・システムの保守サポート体制など、お客様に寄り添った当社の取組みをご評価いただけた結果だと考えております。

池上通信機は、これからもお客様のニーズにお応えする製品の開発とトータルシステムのご提案を行ってまいります。

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