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放送

2019.12.02

北海道放送様より、新社屋用TV1サブシステム、TV2サブシステム設備 および回線ルーター設備を一括受注、2020年秋より本稼動予定

池上通信機株式会社は、北海道放送株式会社様(以下、HBC様)より、2020年春に竣工予定の新社屋向け設備として、テレビ第1サブ(以下、TV1サブ)システム設備、テレビ第2サブ(以下、TV2サブ)システム設備および回線ルーター設備を一括受注いたしました。今後、2020年秋に予定されているカットオーバー(本稼動)に向け、準備を進めてまいります。
HBC様は、TV1サブを「生放送番組に対応したメインサブ」、TV2サブを「収録番組をメインに、多目的に活用可能なサブ」と位置付け運用される予定です。特に、TV2サブにおいては、通常のHD番組に加え、「4Kによる番組制作」運用も可能なシステム構成となっています。

HBC様は、更新設備の採用にあたり、「高機能」でありながら「使い勝手が良く」「将来の拡張性を備えた機材である」ことを求められており、池上通信機の提案が、そのご要望に応えたシステムであるとの高いご評価をいただき、受注に至りました。

各サブのスイッチャ、ルーティングスイッチャ、周辺機器は、12G SDIに対応したマルチフォーマットの機器で構成されており、4K化への拡張を容易に行えるシステムとなっています。
TV1サブ、TV2サブに各々設置されるMuPS-5000スイッチャは、4Kベースの大容量データを高速処理する新開発のハードウエアエンジンを搭載することで高いパフォーマンスを実現し、4KシステムとHDシステムにスイッチャブルで対応できるハード/ソフトの仕組みとなっています。

ルーティングスイッチャは、4K/HDサイマルキャストに対応する最大220×220のマトリクスサイズを有する大型ルーティングスイッチャUHSMシリーズUHSM-220×220をご採用頂きました。マルチビューワ機能(16分割を16系統)を内蔵しており、系統をシンプルにするとともに数多くのレイアウト画面を出力できる柔軟なモニタリング性を実現しています。

また、TV1スタジオ/サブとTV2スタジオ/サブの基本構成を共通化することで、クロス運用や1つのサブで2つのスタジオ運用も可能にしているほか、運用者にストレスがかからない運用スタイルを確保するとともに素材の共有化を図った効率の良いシステムとなっています。

TVマスター機械室に設置される回線ルーター設備にも、サブと同様に大型ルーティングスイッチャUHSM-220×220をご採用頂きました。回線ルーター設備は、サブのみならず局内各室へ任意の映像を配信するための設備であり、本ルーティングスイッチャが持つ最大220入出力まで対応可能という拡張性が高く評価されました。

池上通信機は、これからも運用されるお客様の声を具現化し、番組制作に貢献する製品の開発とトータルシステムのご提案を行ってまいります。

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