放送
2023.03.16
ドミニカ共和国 国営放送のCERTV様 4Kカメラシステム UHK-X700 4式を初採用 高画質、高性能に加えて市場におけるIkegamiの評判と信頼性を高く評価
池上通信機は、ドミニカ共和国国営ラジオ・テレビ局(Corporacion Estatal de Radio y Television、以下CERTV)様に4K/HDポータブルカメラシステム「UHK-X700」を4式ご採用いただきました。首都サントドミンゴにある本社で運用するカメラとして2022年11月に納入し、RTVD 4(ラジオ・テレビジョン・ドミニカ4)でのさまざまな制作に運用されています。

同局スタッフ様。今回納入した4式の「UHK-X700」と池上USAスタッフ。
CERTV様はRTVD 4をはじめQuisqueya TV、チャンネル17、ラジオ局Dominicana FM、Quisqueya FM、Radio Santo Domingo AMで構成された国営の放送局です。2022年8月1日に、テレビ放送開始70周年を迎え、教育・情報・文化・家族・娯楽を中心とした「ドミニカのアイデンティティを再確認できるプログラムの創造」に注力され、新たな番組編成と技術インフラの近代化を進められています。
ご採用いただいた「UHK-X700」は、最新のグローバルシャッター対応2/3型CMOS 4Kセンサーを搭載し、ローリングシャッター方式と比較して歪みやフラッシュバンドがなく、放送用途の映像制作やオンラインストリーミング向けに最適です。オプションにより4Kで最大2倍速、HDで最大8倍速のハイフレームレート撮影が可能で、スポーツやステージイベントなどの動きのある映像の撮影にも効果を発揮します。4式のカメラはRTVD 4スタジオのメインフロアに設置され、3式は7型 LCDカラービューファインダー「VFL701D」を搭載し三脚で運用、1式は2型 LCD カラービューファインダー「VFL201D」を搭載してスタジオ内やロケ先で肩乗せなどのENG運用にも対応しています。スタジオサブに設置された4K/HDベースステーション「BSX-100」とファイバーケーブルで接続されています。「BSX-100」は、お客様の運用形態によりSDI から IP、SDRからHDR、HDから 4K へと、サイマルキャストワークフローを含む一貫したアップグレードパスを提供するマルチフォーマット対応のベースステーションです。同じくスタジオサブに設置されたオペレーションコントロールパネル「OCP-300」により複数台のカメラ制御を行います。
RTVD 4では、これまで他社製カメラで構成されたシステムで番組制作が行われてきましたが、より高精細な番組制作とデジタル伝送への段階的な移行に取り組まれており、今回の「UHK-X700」採用はその一翼を担っています。高画質、高性能であることに加え、市場におけるIkegami製品の品質に対する評判や高い耐久性などをご評価いただき受注につながりました。特に優れたアフターサービスを提供していることもポイントであったという声もいただいており、世界中どの地域においても、お客様に対して充実したアフターサービスの提供に尽力してきた姿勢が新たな受注につながったと考えております。
池上通信機は、お客様からのご期待にお応えすべく、北米・中南米、そして世界中のあらゆるお客様に対し高い満足と安心をお届けできるよう、よりよい製品ときめ細かいサービスを提供してまいります。