放送
2021.11.22
米国のザビエル大学様に HDK-99 3G対応 HDTVカメラ5式を納入 ~画質、汎用性、操作性、堅牢性のすべての面で評価いただきインターカレッジ等で活躍~
池上通信機株式会社は、米国オハイオ州シンシナティのザビエル大学様にHDK-99 3G対応 HDTVカメラシステム5式を納入しました。ザビエル大学様は、毎年のように米国の様々な大学ランキングに名を連ねる名門校です。
この度は、同大学のライブ映像制作設備の更新に当たり「HDK-99」*をご採用いただきました。このカメラは、多目的アリーナであるシンタスセンター並びに陸上競技場に配備され、ライブ映像制作に加え会場内のビデオボードでの映像提供用途に使用されています。
「本体とアダプタが分離可能なドッカブルタイプの『HDK-99』*はスタジオ、ステージ、屋外のいずれの場所でも運用できるため、我々にとっては理想的な選択でした」と語るのはシンタスセンターのテクニカルディレクターを務めるChris Schaaf氏です。
お客様が望むクリエイティブな機能を兼ね備えながらも、経験の浅いオペレーターでも簡単に使えるようになっている点、セットアップも容易で、品質に優れている点、また、ダメージにも強い堅牢な構造をしているので、大学スポーツ映像制作の過酷な現場に耐えられる点などが「HDK-99」*の評価ポイントとなりました。今回導入した5式は、主に大学対抗(インターカレッジ)のスポーツ競技中継のために使用されますが、映像のきめ細やかさ、素早い動きへの対応、映像のコントラストの変化、正確な色再現は、リアルな中継映像に欠かせない要素となります。「このカメラは、電源を入れた瞬間から最適な画質になっているので、ちょっとした調整だけで素晴らしい映像に変えることができる」ともコメントをいただきました。
今回の機器選定において、将来に向けた新たな映像規格への対応は重要なポイントでしたが、「HDK-99」*は、広帯域の3G-SDIで標準的なダイナミックレンジ(露光領域)であるSDRからその10倍の階調を有するHDRや広色域まで対応しています。ベースステーションにはHDから4K解像度へ非常にきれいに処理することができる4Kアップコンバーターがオプションで用意されており「4Kへの制作移行を非常に手頃な価格で実現できる」と好評でした。
「HDK-99」*は、高速ビデオプロセッサーエンジン「AXII」の搭載により、HDRやHLG(ハイブリッド・ログ・ガンマ)へ対応し、高ダイナミックレンジ映像と豊かな広色域の色再現を実現しています。さまざまなフォーマットとフレームレートの超高解像度ビデオ信号を高速処理し、リアルタイムで動作する16軸色補正により、色相と彩度を細かいところまで正確に調整することもできます。
カメラへの電源供給や制御、映像出力を行うBSX-100ベースステーションには、オプションとして12G-SDI出力モジュール、またはST.2110に準拠したMoIPモジュールの搭載が可能で、将来のシステムアップにも柔軟に対応しています。
池上通信機は、これからもお客様の用途やニーズをとらえ、お客様目線での開発に努め、長年に渡り安定してご利用いただけるよう製品・サービスを提供してまいります。
*HDK-99は海外専用モデルです。