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放送

2022.03.30

株式会社南日本放送様に編集設備と収録・送出サーバーシステムを納入 iSTEP+を介して緊急地震速報に連携した番組送出に対応

 池上通信機株式会社は、株式会社南日本放送(以下、南日本放送)様に、ファイルベース管理・制御システム「iSTEP+(アイステッププラス)」を核とした編集設備と収録・送出サーバーシステムを納入しました。2022年2月より運用されています。

 南日本放送様は、鹿児島のラジオ・テレビ兼営の民放局で、ラジオ局開局(1953年)以来地域に密着した「地域情報局」として、鹿児島県のさまざまな情報を発信してきました。また、鹿児島県内(薩摩地方、大隅地方、種子島・屋久島地方、奄美地方)に設置した90カ所余りの情報カメラの映像を自社のウェブサイトを通じてライブ配信するなど、防災情報の発信にも注力されています。

 南日本放送様には、以前より池上通信機が構築した送出サーバーシステムをお使いいただいており、2012年から現在まで同システムは安定した番組送出を担ってきました。このたび納入した報道・制作向け編集設備と収録・送出サーバーシステムは、番組制作の効率化と防災情報の迅速な発信を目的とした設備です。編集設備と収録・送出サーバーシステムは、ファイルベースシステム「iSTEP+」で連携し、取材・収録から編集、送出に至るすべてのワークフローを効率化しています。

 システムの最大の特長は、「iSTEP+」と緊急地震速報の連携です。「iSTEP+」により、情報カメラなどの地震発生時点の映像素材を取り込み、オンエア用の番組を自動生成し、既存の当社OTC(ワンタッチコントロールシステム)とも連携することで、迅速な番組送出を可能にしています。さらに「iSTEP+」による制御で、地震が発生した地点名を自動的に文字情報として生成し、スーパー送出を可能にしています。これらの特長に対して、南日本放送様から「防災情報で地域の方々に貢献できる」と高くご評価いただいています。

 池上通信機は、さまざまなノンリニア編集機とも柔軟に連携可能なファイルベースシステムの構築により、番組制作・送出に関わるワークフローの効率化を実現するソリューションを提案してまいります。

■ ファイルベースシステム iSTEP+ のご紹介
 「iSTEP+」は、報道支援システムや災害時の情報と素材のメタデータなどの情報を「AssetGWS(アセットゲートウェイサーバ)」を中核として一元的に管理・制御し、収録・素材・送出サーバーシステムやサブシステムのOTCなどをシームレスに連携することができます。「iSTEP+」で管理された情報と実際の素材データを結び付けることができるため、煩雑な素材の検索・管理・サーバー制御などを簡便化することができ、取材・収録から編集、送出に至るすべてのワークフローの効率化を実現します。

《 ご案内 》
南日本放送様公式websiteはこちらです:
URL:https://www.mbc.co.jp/

ファイルベースシステム「iSTEP+」と連携したニュースサブ
ファイルベースシステム「iSTEP+」と連携したニュースサブ

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