放送
2025.02.27
関西テレビ放送株式会社様へ制作サブシステムを納入
~全国ネット番組を含む番組制作で安定運用を実現~
池上通信機株式会社は、関西テレビ放送株式会社(以下、関西テレビ放送)様へ、第1副調整室のサブシステムに続き、第2副調整室のサブシステムを納入いたしました。
関西テレビ放送様は1958年に設立され、「多彩なコンテンツで人々に豊かな生活を!」をビジョンに掲げ、情報番組「土曜はナニする!?」をはじめとして多くの番組を制作されています。
今回の第2副調整室のサブシステム更新では、4K放送システム対応制作スイッチャー「MuPS-5000 Series」(大型)とルーター「UHSM-220220」をご採用いただきました。「MuPS-5000 Series」は、各M/Eに8キーヤー、10リサイザー、3D DFE 4ch、DSK 8ch(HD時)を備え、多彩な映像表現を実現します。「UHSM-220220」は、オプションでダウンストリームキー、EMGスイッチャーを付けて、キーイングが可能となります。
本システムの特長としては、①将来の4K化の際に、ライセンス方式によりハードウェアを追加することなく容易に機能を拡張できる点、②マルチビューワー機能搭載によりモニターウォールのように複数のモニターを使用したシステムと比較して、使用するモニター台数が減ることで、HDR化更新にかかる費用が抑えられる点、③4K素材を扱っても特別な機器の追加が不要でHDのマルチビューアー出力が可能な点、④増設パネルとマルチビューアーの追加で簡単にリソースをシェアして配信等のマルチプログラムにも対応できる点、⑤仮に障害が起こった場合でもプログラム送出が可能な構成である点が挙げられます。また、システム周辺機器「OnePackII Series」の豊富なラインアップと拡張性等もご採用いただいた要因の1つと考えております。
これまで関西テレビ放送様には、報道副調整室や第1副調整室の映像システム、SNG中継車、館内分配システム等、多種多様な当社製品をご採用いただいてきました。こうしたさまざまなシステムでの安定性や充実した保守対応等により、高い信頼を寄せていただいています。今回の更新により、第1副調整室と第2副調整室そして報道副調整室の3システムがIkegamiのシステムとなることで、大型イベント等の運用時に各サブのパネル等の機器や設定ファイルを共有し、効率的な運用ができること、さらに長期運用を見据えて基板等の各パーツが共有できることを期待されています。
池上通信機は、これからもお客様のご要望に真摯に向き合い、高性能、高品質なシステムソリューションを提案し、長期にわたり安心して運用いただけるよう保守およびサービスの向上に努めてまいります。
【主なシステム構成】
・スイッチャー :「MuPS-5000 Series(大型)」
・大型操作パネル :「3M/E 32ボタン」
・小型操作パネル :「2M/E 24ボタン」
・ルーター :「UHSM-220220」
・マルチビューワー :ルーター/スイッチャーに内蔵
・システム周辺機器 :「OnePack Series」「OnePackII Series」
・リモコン装置
・各種製作パネル
◆関西テレビ放送株式会社様の公式websiteはこちらです。