放送
2022.11.11
ミキサー機能を搭載したオーディオルーターを新開発 ～2Uラックサイズへ小型化し、省スペースを実現～
池上通信機株式会社は、テレビスタジオや中継車システムへ提供してきた音声機器であるオーディオルーター DAFシリーズを刷新し、音声のルーティングとミキシング処理を行えるオーディオプロセッサー「DAF-040」を新たに開発しました。2022年11月16日(水)から11月18日(金)まで幕張メッセで開催される、Inter BEE 2022に出展します。従来機の3Uから2Uのコンパクトサイズとし、奥行きも含め小型化を実現し、多彩な音声入出力にも対応しました。省スペースが求められる報道系サブシステムや音声ミキサー卓を搭載しない中継車システムに最適です。
DAF-040 (前面)
DAF-040 (背面)
【主な特長】
・2Uの棚板で全16スロットの音声I/Fを装備し、最大1536×1536(モノラル音声換算)のルーティング機能を有します。お客様のニーズに応じてAES-3id信号、MADI信号、SDIエンベデッド信号、アナログ音声信号などの入出力に対応する各種音声I/Fモジュールを選択することができます。
・AES-3id、SDI入力には全系統SRC（Sample Rate Converter）を掛けることができます。
・全出力系統でモード、DIM、CUT、バランス、レベル調整の音声処理が可能です。
・ミキサーを標準で内蔵し、その入出力と背面I/Oスロットの音声入出力と合わせて、すべて任意にルーティングします。 背面I/Oスロットを介さずに、マトリクス出力をマトリクス入力に戻す内部取り回しも可能です。
・クロスポイント切り替えでは、フェードアウト、フェードインを行い、切り替えノイズをカットします。
・ミキサーは入力48ch(ステレオ)、ミックスバス92ch(ステレオ)とし、Delay、LPF、HPF、EQ、Expander、 Compressorのエフェクトを内蔵しています。ミキサーボードを2枚まで実装でき、系統数を2倍にするか、二重化動作にするか選択することができます。
【お問い合わせ先】
放送第1営業部
Tel ：03-5748-2201 / 03-5748-2221
【主な仕様】
| リヤ実装スロットルーティング数 | ルーティング数 16スロット（制御モジュール含まず） 最大1536×1536(モノラル音声換算) |
| デジタル音声 入力/出力 | AES-3id準拠 サンプリング周波数:48kHz(SRC OFF)／ 32～48kHz(SRC ON) サンプリング周波数:48kHz |
| アナログ音声 入力/出力 | 入力インピーダンス: 600Ω/Hi レベル偏差: ±0.2dB以内(1kHzにおいて) 周波数特性: 30Hz～20kHzにおいて±0.3dB以内 レベル偏差: ±0.2dB以内 周波数特性: 30Hz～20kHzにおいて±0.3dB以内 信号対雑音比: 入力-18dBFS、出力+4dBm、20kHz LPF使用にて90dB以上 |
| HD SDIエンベデッド信号入出力 | SMPTE292M準拠 |
| MADI信号入出力 | AES10-2008準拠 |
【販売予定】
| モデル名 | DAF-040 |
| 販売開始 | 202211月 |
【お問い合わせ先】
放送第1営業部
Tel ：03-5748-2201 / 03-5748-2221
