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放送

2015.04.17

テレビ静岡様に中型中継車を納入 スポーツ中継で活躍中

テレビ静岡中型中継車

池上通信機では、株式会社テレビ静岡様(以下:テレビ静岡様)より中型中継車を受注し、2014年夏に納車いたしました。Jリーグのサッカー中継や静岡県バレーボール大会などスポーツ中継を中心に様々な中継の現場で運用いただいています。

テレビ静岡様では、これまで小型中継車、SNG車、伝送車を備えていましたが、今般、スポーツ中継のニーズに対応するため、新たに中型中継車を導入することとなりました。導入にあたっては、「生中継を支える高い信頼性」、「臨場感を伝える豊かな映像表現力」、「機器の有効活用により最大限の効果を」の3点が求められました。

「生中継を支える高い信頼性」
池上通信機は、テレビ静岡様に、長年にわたり多くの中継車を納入し、中継業務を支えてきました。その実績が示す高い信頼性と運用者の声をシステムに反映させるきめ細かな対応が決め手となり、今回の導入においても弊社の提案をご採用頂きました。

「臨場感を伝える豊かな映像表現力」
本中継車は、スロー映像の充実や多機能ビデオスイッチャと3G対応カメラの採用など競技の臨場感を伝えるための映像表現力を備えています。ビデオスイッチャは、2M/E・2DFE、M/Eごとに4キーヤ・6リサイザを装備、動画・静止画メモリにも対応しています。スロー映像の制作では、1080/59.94 iでサーバに収録し、出力時にスロー再生することに加え、カメラの1080/119.88 i出力を使用した鮮明な2倍速スローが可能です。カメラシステムでは、中継現場のカメラ構成のバリエーションを広げるため、ポータブルカメラをスタンダードカメラとして運用できるシステムエクスパンダを搭載しています。カメラにはHDトランク回線※の機能があり、ケーブルの追加布線をすることなく、ハンドヘルドカメラなどのHD映像を中継車に取り込めます。
※HDトランク回線は、システムカメラの映像をHD(1.5G )で伝送する際に運用が可能です。

「機器の有効活用により最大限の効果を」
中継現場の運用性を高めるため、HD Q-TV1系統とアナログQ-TV2系統を装備し、カメラ側で3系統の映像確認ができるようになっています。モニタ棚には、操作部を無くし本体の高さが3.5Uの9型マルチフォーマットLCDモニタを採用し、スペースを有効に活用しています。カメラは常設4台で、他の中継車やスタジオの池上製カメラを持ち込み、9台まで増設が可能です。VTRは常設2台で、4台まで増設できます。局内の機材をフル活用し、中継の規模に合わせて機器を増設できるようにしています。

中継車内
中継車内
中継車内

車輛の外観は、静岡県を象徴する駿河湾の青い海と富士山をイメージしたデザインで、きめ細かなグラデーションを用い、美しく表現されています。この新中継車は、スポーツやイベントの熱気をお伝えするため、県内各地の競技場やイベント会場で活躍しています。
納車半年を経て、テレビ静岡様からは、「豊富な映像制作能力と優れた運用性を備えた、とても使い勝手のよい中継車です。」との評価を頂いております。池上通信機は、これまでに800台以上の中継車を納入してまいりました。これからも、信頼性が高く、使い勝手のよい中継車を製作し、お客様の中継業務に貢献してまいります。

機器構成
車輛 ワイドキャブ 全長:7815mm、全幅:2450mm、全高3490mm
発々 35KVA
スイッチャ HSS-330A 24入力24出力 2M/E 3D DFE付
ルータ MuPS-4000R 90入力99出力
カメラ 常設HDK-970A×2台、HDK-97A×2台, 最大9台まで対応可
システムエクスパンダ SE-H750×2台
ミキサー 16ch 1台
音声ルータ DAF-020A 64入力64出力
ビデオサーバ EVS社 XT-3
VTR 常設2台 最大4台まで対応可
モニタ棚 17型 HLM-1751WR 2台、9型 HLM-905WCS 24台 (操作パネルレス)
VE用モニタ 17型有機EL(OLED)マスターモニタ HEM-1770WR 3台

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