放送
2015.09.01
放送用中継車システム4月から8月で12式受注 納入も並行して進行中

池上通信機株式会社では、2016年3月期のスタートとなった4月以降、放送局様向け各種中継車システムの受注が好調に推移し、8月までの5ヶ月間で12式を受注しました。具体的な受注内容は以下のとおりです。
■ 朝日放送株式会社様 M23 SNG中継車(1式)
■ 株式会社山梨放送様 中型中継車(1式)
■ 日本放送協会様 ニュースカー(5式)
■ 日本放送協会様 中型中継車(1式)
■ 株式会社高知放送様 小型中継車(1式)
■ 株式会社宮城テレビ放送様 中型中継車(1式)
他2式 トータル12式
また、前年度に受注した中継車システムの以下の今年度納入分についても順調に製作を進めています。既に株式会社テレビ新潟放送網様向けSNG中継車、日本テレビ放送網株式会社様向け 501号中継車の2式を6月に納入が完了しました。
■ 株式会社テレビ新潟放送網様 SNG中継車(1式)/6月納入完了
■ 日本テレビ放送網株式会社様 501号SNG移動中継車(1式)/6月納入完了
■ 日本放送協会様 スーパーハイビジョン(8K)中継車(1式)
■ 日本放送協会様 小型中継車(2式)
■ 九州朝日放送株式会社様 SNG中継車(1式)
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックへ向けた設備導入とあわせ、2003年地上デジタル放送の開始時に放送各局が導入したHD放送設備の更新需要が具体化しています。重要な放送設備の一つである中継車システムの更新も放送各局で着々と進められています。
池上通信機では、これまで全国の放送局向けに中継車システムを販売しており、特にSNG中継車などの小型中継車では、シェアトップを誇ります。こうした実績をバックボーンとして、今後、放送各局で計画されている中継車システムの更新需要をビジネスチャンスと捉え、積極的な提案活動を展開していきます。
放送用中継車システムは、スポーツや各種イベント、ニュース・情報番組での現場からの中継で運用されます。車両の中は、スタジオサブシステムと映像伝送システムを凝縮した設備となります。このため、限られたスペースの中に必要な機能を具現化するシステム構成力、オペレータの効率的な運用をサポートする機器配置、省スペース、省電力化、道路交通法に則した高度な車両設計などが求められます。池上通信機では、これまでの豊富な納入実績で培われた中継車システム構築の経験とノウハウを最大限活かすとともに、それぞれのお客様のご要求、ご要望にお応えした提案が、今回の各社様からの受注・納入に繋がったものと認識しています。
今回受注した各社様の中継車システムは、当社システムセンターで鋭意製作を進めてまいります。
池上通信機では、引き続きお客様のご要求、ご要望を具現化する提案活動に注力し、信頼性が高く使い勝手のよい中継車を製作することにより、お客様の中継業務に貢献してまいります。