放送
2023.10.18
最新の小型軽量化ヘリコプターテレビ電送システムを川崎重工業株式会社様より受注、福岡市消防局様に納入
~省スペース化と運用性の向上を高く評価~
池上通信機株式会社は、福岡市消防局様向けに最新のヘリコプターテレビ電送システム(以下、ヘリTVシステム)を、川崎重工業株式会社(以下、川崎重工業)様より受注し、2023年6月に納入いたしました。小型・軽量化された最新の機器によってヘリコプター機内のスペースが広く確保でき、救助作業時等の運用性が向上しました。
福岡市消防局様は、消防航空隊のヘリコプターとして1号機「ゆりかもめ」と2号機「ほおじろ」の2機を所有しています。福岡市はもとより、福岡県内外の広域的な消防活動や救助、救急活動のほか、空中からの消火活動やヘリTVシステムを使った情報収集活動で重要な役割を果たしています。
福岡市消防局様では、2号機「ほおじろ」で既に当社のヘリTVシステムを導入いただいています。「ほおじろ」で当社製品をご使用いただく中で、システムの性能や操作性だけでなく、信頼性や安定性、サポート体制に対しても高くご評価いただき、今回の1号機「ゆりかもめ」の川崎重工業様製作の「BK117 D-3」への機体更新にあたっては、小型・軽量化された最新のヘリTVシステムをご採用いただきました。
今回のシステムでは、機体の後方下部に取り付けられた伝送送信部とアンテナ部が一体型になった最新の「送信部一体型空中線昇降装置」が採用されています。信号処理部は、機内天井にラックレスで設置し、省スペースでシステムを搭載することで、機内スペースを有効に使うことができます。
池上通信機は、航空法第20条第1項の認定事業場として、神奈川県藤沢市にある当社システムセンターが「装備品の製造及び完成後の検査の能力」および「装備品の修理又は改造の能力」を取得しているため、ヘリTVシステムの製造・検査および修理・改造などの作業においてワンストップで対応が可能です。
池上通信機は、今後もお客様のさまざまなご要望にお応えし、これまで培ってきた製品開発力とシステム構築力、各種経験をいかした提案ときめ細かな保守サービスの提供を通して、救命救急や防災、減災の実現に向けて社会に貢献してまいります。
主な装置構成
・送信部一体型空中線昇降装置
・信号処理部
・赤外カメラ防振装置MXTM-10(LS Wescam社製)
◆福岡市消防局様の公式websiteはこちらです。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/syobo/index.html
◆川崎重工業株式会社様の公式websiteはこちらです。
https://www.khi.co.jp/