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放送

2023.09.27

札幌映像プロダクション様より 中継車搭載用の制作システムを受注

~柔軟な提案力とこれまでの保守対応を高く評価~

 池上通信機株式会社は、株式会社札幌映像プロダクション(以下、A-Pro)様より、中型スイッチャー「MuPS-5000 Series」、中型ルーター「UHSM-120120」およびシステム周辺機器「OnePackⅡ Series」を受注いたしました。既存の中継車にシステムアップし、2024年2月に納入する予定です。

 A-Pro様は、札幌テレビ放送株式会社様の関連会社として番組制作に関わられており、報道、制作、編集、ライブラリ、中継の多岐に渡る業務を請け負われているプロダクション会社です。その制作する映像のクオリティーは北海道映像コンテストや全映協グランプリで数々の賞を受賞していることでも知られています。

 このたび、ご採用いただいた中型スイッチャー、中型ルーターおよびシステム周辺機器は、当社が15年前に納めた既存のHD中継車設備のシステム更新になります。4K対応の機材で設備更新することにより、今後は、HDはもちろん4Kでの番組が制作される際にも、機材を変更することなく使用することができます。

 「MuPS-5000 Series」は、4K/HDマルチフォーマット対応の中型スイッチャーです。6Uの棚板サイズで60入力40出力を実現し、入出力は4K/HD共通で4K運用時でも2Kと同系統数を維持しています。中型ルーター「UHSM-120120」は、マトリクスサイズ120×120の全入力ポートで1.5G/3G/12G-SDI信号に標準対応しており、4K/HDマルチフォーマットの混在ルーティングを可能にしています。また、システム周辺機器の「OnePackⅡ Series」は、2Uの筐体に10スロットの棚板構造を採用し、複数系統複合機能を搭載することにより、スペース効率と柔軟なシステム構築を実現しています。

 今回の受注においては、本中継車の系統、お客様の運用フローを熟知していることによる安心感とコストメリットに加え、数多くの中継車の設計、更新作業を手掛けてきた提案力と、さらに長年にわたりご使用いただいてきた当社の放送システムの安定性や信頼性、保守対応への評価が採用につながった要因と考えています。
 
 池上通信機は、新規設備の製作に加え、自社製他社製を問わず既存システムの更新など、さまざまなお客様のご要望にお応えした柔軟なシステムインテグレーションと、長期間にわたり安定して運用いただけるようきめ細かな保守サービスを提供してまいります。

【主な装置構成】
中型スイッチャー:MuPS-5000 Series
中型ルーター:UHSM-120120
システム周辺機器:OnePackⅡ Series
タリープロセス:DCF-049

◆株式会社札幌映像プロダクション様の公式websiteはこちらです。
https://www.apro-g.co.jp/

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