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放送

2020.05.22

日本テレビ系列様に SNG 中継車を納車

 池上通信機株式会社は、日本テレビ系列様(以下NNS様)へSNG中継車(総数18局)の納車を完了いたしました。


 今回納入したSNG中継車は、その多くが前回の導入(2006年7月~2007 年4月、14局に納入。当社請負)の更新需要であり、2017年10月の納車を皮切りに、2019年6月までの1年8か月の期間に全車スケジュール通りに納入することができました。長期間に渡り安定運用を継続してきた実績とSNG中継車市場における圧倒的なシェアで培ったお客様の運用を熟知した多彩な設計提案、および短期間に高品質を維持した複数台数の製作および納入可能な生産体制などに対する高い評価が、連続してご用命いただく大きな要因となりました。

製作過程では、各局個別仕様の反映、SNGメーカとのスケジュール調整などの難しさもありましたが、
・生中継の運用を容易にするため作業の流れ、人の動きに配慮する。
・省スペース化、運用性、信頼性の高いシステム構築をする。
・車両の振動に考慮した安全性の高い設計を行う。など池上通信機が得意とする小型中継車のノウハウをつぎ込むことにより各局の要求に対応、期待に応えることができました。

 SNG中継車の主な役割は報道中継ですが一部制作業務も行う必要性から、核となるスイッチャには、小規模制作スタジオや小型制作中継車など、番組制作用途での運用も可能なコンパクトスイッチャCSS-400を採用。1Uサイズのコンパクトな本体で、2M/Eに4キーヤと6チャンネルのリサイザを搭載するとともに、18入力×9出力に対応しています。さらに18分割のマルチビューワ機能も内蔵しており、1台のモニタで複数素材のモニタリングも可能にしました。番組制作用途に必要な機能を兼ね備えた省スペースのシステム構築に最適なコンパクトスイッチャです。ルータはMuPS-4000シリーズの最大45入力×36出力可能なタイプを搭載し、さまざまな制作用途に対応する規模を備えています。
 また、一部の中継車にはSNGアンテナ部にレドームを採用し、近年の災害時における強風対策も行いました。

  池上通信機は、これまで全国の放送局向けに中継車システムを販売しており、今後、各放送局での更新需要に対しても積極的な提案活動を行い、お客様のご要望に沿ったシステムをご提供して参ります。

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