製品情報

スイッチャ機能を構成する場合、スイッチャ・プロセスモジュール 「SW-PROC」を実装します。
棚板の種類により、構成できるスイッチャの系統・規模は次のとおりです。
下記の代表構成例のとおり、コンバータ・プロセスモジュールとの組み合わせにより、機能のバリエーションが広がり、運用に合わせた映像システム製品として構築することができます。
4M/Eを連動することにより、4Kにも対応します。

<10U棚板で構成できるスイッチャ機能＞
構成例1: 144入力、36出力、4M/E、4DFE、DSK、動画/静止画メモリ、18分割画面×3

＜6U棚板で構成できるスイッチャ機能＞
構成例1: 72入力、72出力、4M/E、4DFE　（または　3M/E、4DFE、DSK）
構成例2 :72入力、72出力、4M/E、2DFE、動画/静止画メモリ、（または　3M/E、2DFE、DSK、動画/静止画メモリ）
構成例3: 72入力、72出力、2M/E、2DFE、動画/静止画メモリ、18分割画面×3

＜3U棚板で構成できるスイッチャ機能＞
構成例1: 45入力、36出力、2M/E、2DFE
構成例2: 45入力、36出力、2M/E、動画/静止画メモリ
＜1U棚板で構成できるスイッチャ機能＞
コンパクトスイッチャ CSS-400
18入力、9出力、簡易2M/E、フレームシンクロナイザ×18ch、簡易18分割画面

スイッチャ・プロセスモジュール「SW-PROC」のM/E機能

1M/E内にダブルプログラムを内蔵
プライマリM/EとセカンダリM/Eの2系統PGM出力を備えます。キーヤ、リサイザは両者でシェアします。お互いにカスケード接続が可能なため、オンエア列、効果列の使い分けができます。
キーヤ（Fill/Key）は最大8系統装備
リサイザ（簡易エフェクタ）は最大6系統装備
　4リサイザはKey1～4に固定、残る2つはKey5～8とM/E間で取り回ししているため、トランジションワイプとしてフェーダーに連動します
M/E出力は8系統
各出力系統にPGM/CLEAN/PVWの設定が可能です。CLEANの対象となるキー系統を各々設定できるので、収録目的に応じたCLEANが可能です。

各M/E 8キーヤ送出

M/E毎に8キーヤ送出を実現、多彩な画面合成が1列で可能です。
キータイプとしてリニア/ルミナンス/クロマキー/パターンキー/フルキーの5タイプが全キーヤで選択できます。
プライマリM/EとセカンダリM/Eに割付けることができるので、充実した2系統制作が可能です。

各M/E 6リサイザ内蔵

リサイザを各M/Eに6チャンネル備え、キー列、バックグランドトランジションなどに割り付けることができます
フルキータイプで使用した場合、カメラ画像のはめ込みが6画面まで可能です。複数M/Eを使用することで12画面(2M/E）、18画面(3M/E）合成が可能です。
スーパーの大きさ、位置の設定としても使用できます。
トランジションで使用するとスクイーズワイプ、スライドワイプ、ターンワイプとして機能します。
パターンキーと併用すると丸、三角（斜め境界）など複雑な画面合成が作成できます。（右図）
ピクチャinピクチャは、DFEを使用せずリサイザで実現できますので、複数系統のピクチャinピクチャもキーヤで簡単に送出できます。

DFE （Digital Frame Effect）のエンジンを新たに開発

エフェクタは4チャンネル搭載可能です。
Ripple/Wave/Accordion/Sphere/Page/Rollなどのポリゴン形状は、回転しても立体効果を維持するリアル3Dです。
各M/Eのトランジション、イメージに割り付けることができます。さらに、素材としての取り回しも可能です。
コンバイン回路を備えていますので、最大4チャンネルの合成画像を1系統に集約してスイッチャ各列で取り回すことができます。

DFE （Digital Frame Effect）の新機能

シェーディング効果により立体画像に陰影がつきます。
球形状から平面への形状遷移ができます。
ポリゴン単位のフィルタリング処理により高画質を実現しています。
ガラスが割れるイメージのクラック効果があります。
デザインボーダ機能により、ストライプや立体的なボーダ（三角、台形、丸など）が表現できます。
多角形のトリミング機能により、CG額縁ボーダによる画面合成時のカメラ画像の多角形トリミングが可能です。

10U、6U棚板のスイッチャでは、DSKを最大8チャンネル搭載することができます。 1U棚板ではDSK装置となります。
ベース列は2系統入力でき、 DSK1～8 は両系統にキーイング、2系統の送出が可能です。
出力は6系統備えており、ベース列1,2のPGM/CLEAN/PVWなどが設定できます。
リサイザ機能をDSK1～6まで最大6系統搭載でき、6画面のピクチャinピクチャがDSKで実現可能です。
送出効果はカット、フェード、ワイプ、スクイーズ、スライド、ターンが選択できます。

映像保存容量

128GB SSD : 72,000フレーム（40分相当）
256GB SSD : 144,000フレーム（80分相当）

音声保存容量

40時間

保存イベント数

10グループ×50フォルダ×64イベント＝32,000イベント

送出イベント数

8系統のフレームメモリ（動画/静止画）　　　
各64イベント（順次送出可）

静止画専用メモリ

4M/E構成で32系統の静止画メモリ系統

大型操作卓

3M/E,4M/Eの2タイプをラインアップ
24,32,40クロスポイントボタンの3タイプをラインアップ
12型ディスプレイを装備
Point/Transition/Transform/Keyer/MultiEffectの各操作部はモジュール構造のため、操作面はフレキシブルにレイアウトが可能
各M/Eは、8キーヤ、6リサイザの操作に対応
卓全体で、4DFE、8DSKの操作に対応

小型操作卓

2M/Eラックマウントサイズ
14クロスポイントボタン
8.4型ディスプレイ組み込み
各M/Eは4キーヤ、6リサイザの操作に対応

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