放送
2026.09.11
可変NDフィルター搭載の新4K/HDシステムカメラ4機種を開発
光量変化に左右されず、映像表現の自由度と現場運用性を向上
UHK-X700VN
池上通信機株式会社は、可変NDフィルターを搭載した新しい4K/HDシステムカメラ「UHK-X700VN」「UHK-X750VN」「UHK-X600VN」「UHK-X650VN」(以下代表機種である「UHK-X700VN等」と記載)をUNICAM XEシリーズの新たなラインアップとして開発しました。各製品は、2026年11月より受注を開始します。
「UHK-X700VN等」は、放送・映像制作の現場で求められる高い映像品質と運用性を維持しながら、可変NDフィルターによる連続的かつ無段階な光量調整を実現しました。従来はレンズの絞り操作によって行われていた露出調整を可変NDフィルターで代替することで、光量変化に左右されることなく、意図する絞り値や被写界深度∗を維持したまま最適な露出制御を行うことが可能です。これにより、背景を自然にぼかして被写体を際立たせる映像表現や、LEDウォールを用いたバーチャルプロダクション環境などにおける干渉縞の抑制、さらにはレンズ本来の高い光学性能を活かした撮影を実現します。画質・運用性で高い評価を得ているUNICAM XEシリーズに可変NDフィルターを搭載することで、映像表現の自由度と運用性をさらに向上させました。
「UHK-X700VN」は、9月11日(金)~14日(月)の4日間、オランダ アムステルダムで開催される「IBC(International Broadcasting Convention)2026」に出展します。
主な特長
■素通し(減光なし)状態からシームレスな可変ND制御を実現
従来の可変NDフィルターでは、可変ND制御を開始する際に、一定の光量ロスが発生し映像が暗くなることが一般的でした。「UHK-X700VN等」は、Ikegami独自のフィルター構造により、素通し(減光なし)状態から減光状態まで、段差のないシームレスな可変制御を実現します。これにより、従来の可変NDフィルター使用開始時の光量ロスや、固定式NDフィルターで発生する切り替えショックを抑え、オンエア中であっても撮影シーンに応じた最適な露出制御が可能です。
■可変NDフィルターの性能を最大限に引き出す専用機能
「UHK-X700VN等」は、可変NDフィルターの効果を最大限に引き出すための多彩な制御機能を搭載しています。絞り値の可変範囲を任意に設定できる制御モードは、レンズ本来の高い光学性能を維持した撮影や、意図した被写界深度を優先した画づくりを行いたい場合に、高い効果を発揮します。また、可変NDフィルター・レンズ絞り値・ゲイン制御をあわせて連携させる専用モードでは、幅広い条件下で滑らかな連続露出制御を実現します。
■既納入機のアップグレードにも対応
可変NDフィルターを搭載した新モデルの提供に加え、既納入の「UHK-X700」、「UHK-X750」、「UHK-X600」、「UHK-X650」についても、可変NDフィルター(VND)対応へのアップグレードサービスを用意しています。対象機材を工場へ引き取りのうえ改修を実施することで、既存のカメラ資産を活用しながら、新たな映像表現と運用性向上のメリットをご利用いただけます。
∗被写界深度:ピントが合って見える範囲のこと









