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検査/画像処理

2016.06.03

処理量業界最速の最大50万錠/時の処理能力 最大600dpiの高画質両面印刷対応 インクジェット錠剤印刷装置 TIE-9000Pを開発

インクジェット錠剤検査装置TIE-9000P

池上通信機株式会社では、固形製剤の素錠やOD錠(口腔内崩壊錠)などの医薬品錠剤に業界最速の処理能力50万錠/時と最大600dpiの高画質両面印刷が行える非接触型のインクジェット錠剤印刷装置「TIE-9000P」を新開発しました。医薬業界に積極的に販売して参ります。

医薬業界では、識別性を高め、誤飲防止や調剤の精度向上を目指し、パッケージはもちろん錠剤本体へ印刷を施すなどの取り組みが行われています。また、近年お年寄りや幼児が服用しやすいようにOD錠(口腔内崩壊錠)の普及が進んでいます。
しかしながらOD錠は、コーティングがない素錠が多く、従来の接触型印刷では印刷が難しいため、非接触方式の錠剤印刷装置のニーズが増えています。
このような業界動向を背景に、池上では、医薬品業界向けの錠剤検査装置で培った搬送技術、画像処理技術を活用したインクジェット方式の錠剤印刷装置「TIE-9000P」を開発しました。

TIE-9000Pは、大量供給と高い整列精度を誇る供給・整列部を採用。搬送部は、錠剤にやさしい安定搬送を可能にする新開発のベルト搬送機構により最大50万錠/時の高速処理を実現し、生産量を落とすことなく生産ラインへ導入できます。また、段取り性・清掃性に優れているため、多品種小ロット生産にも対応します。

印刷は、非接触型のインクジェット印刷により、600dpiの高画質印刷が行えます。また、高度なベルト搬送機構により両面印刷が可能です。インクは、可食性の顔料・染料に対応し、錠剤に応じて選択できます。また、印刷検査部では、良品錠剤の基準値を取り込み、印刷文字の位置ズレや印刷品質の良・不良判定が行えます。その他、操作は、タッチパネル方式を採用し、高い操作性を誇ります。

池上通信機では、医薬品錠剤の生産工程において、錠剤の外観検査装置、内部検査装置に加え、錠剤印刷装置を新たにラインアップし、錠剤の品質向上や生産性の向上に貢献して参ります。

販売開始時期 2016年5月
初年度目標販売台数 5式
希望小売価格(税抜き) 250,000,000円~

主な仕様

適応錠剤 素錠、OD錠、FC錠、平錠・R付錠・2段R付錠・カラテ錠
丸 錠:φ5~12mm、厚み2~8mm
異形錠:幅5~12mm、長さ:5~15mm、厚み:2~8mm
処理能力 最大50万錠/時
電源 供給電源 三相AC200V±10% 3Φ 50Hz/60Hz
44kVA(粉取装置取り付け時:48kVA)
接続口 端子台:M6ネジ R/S/T/FG 4端子
圧縮空気 圧力 0.5MPa以上消費量 約1000L/分
接続口径 ハイカプラソケット(400SH 日東工器)
*装置側:400PM 日東工器
外形寸法 W1700 x H1751 x D1734mm(突起部除く)
質量 約2000kg

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