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セキュリティ

2021.08.10

東京消防庁様へ高所カメラシステムを納入 昼夜を問わず地域の安全と迅速な災害対応を実現

 池上通信機株式会社は、東京消防庁様へ消防用高所監視施設「高所カメラシステム」を賃貸借契約により納入し、2021年3月から運用されています。

 この高所カメラシステムは、府中市内のビル屋上に設置した東西方向をカバーする2台の高所カメラの映像を、東京消防庁の管轄消防署(以下、消防署)へ伝送し、さらに東京消防庁立川消防合同庁舎多摩災害救急情報センター(以下、多摩指令室)および本部庁舎作戦室(以下、作戦室)へ伝送します。これにより、多摩地区一帯における災害発生時の状況等を迅速に把握、関係部署での情報共有により、的確な災害対応を可能にします。

 これまでご使用いただいていた当社監視カメラ「PCS-7500HD」は、「夜間、暗いところでも良く見える」とご好評いただいておりました。今回ご採用いただいたシステムの核となる監視カメラ「PCS-7700HD」はその後継機種となり、フルHDの高解像度、超高感度性能(最低被写体照度0.0093 lx / F1.9(カラー時、電子感度アップOFF時))と、明暗差の激しい被写体も白飛びや黒つぶれの無い映像として映し出すワイドダイナミックレンジ機能などにより、様々な環境下において捉えたい監視エリアの映像を鮮明に映し出すことができます。

 更に「PCS-7700HD」は、高信頼性・高速ズームレンズと耐環境型カメラハウジング、高速パン・チルト台の一体構造により、高所で屋外という過酷な環境下でも安定した動作が可能となっています。また、事前に撮影したい場所を登録し瞬時にその地点にカメラを向けることができるプリセット機能も装備。コストパフォーマンスにも優れた本格的な屋外監視用全天候型コンビネーションカメラとなります。

 システム的には、消防署、多摩指令室および作戦室の各操作卓(PC)のプリセットボタンまたは住所入力により、災害発生場所へカメラを高速自動旋回させる機能が、運用上の重要な役割を担っています。この機能により、PC上の監視エリアの地図に各カメラの方位と画角が自動的に表示され、監視映像が表示しているエリアを瞬時に判断することができます。また、ズーム、フォーカス、パン・チルトのほか、電子感度アップモード切替え(動き優先、標準、画質優先)、プライバシーマスクON/OFF、ワイパー駆動、デフロスター駆動等の遠隔操作を行うことも可能となっています。

 近年、異常気象による大規模災害が多発していることもあり、各種監視システムのニーズが高まってきています。池上通信機は、全国の消防や防災等の用途で設置している高所監視カメラで数多くの納入実績があります。当社は映像技術を活かした多彩な製品ラインアップとシステム構築力で、防災・減災の分野で社会に貢献してまいります。

【主な装置構成】
・超高感度耐環境型フルHDコンビネーションカメラ 「PCS-7700HD」;2式
・無線伝送装置;1対向
・操作卓;3式

PCS-7700HD

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