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セキュリティ

2025.03.03

南海電気鉄道株式会社様へ 昇降式モニターハウジングを採用したフルHD監視システムを納入

~ホーム監視ITVシステムの高精細映像化と保守効率化を実現~


泉佐野駅3番のりばの昇降式モニターハウジング
※モニター部を引き下ろした状態、通常は上部に格納

 池上通信機株式会社は、南海電気鉄道株式会社(以下、南海電鉄)様の泉佐野駅に、ワイドモニターを縦型に収納する昇降式モニターハウジングを用いたフルHD監視システムを納入しました。昇降式モニターハウジングは、関西の私鉄では初めての採用となります。本システムは2025年3月から運用を開始する予定です。

 南海電鉄様は、大阪から関西国際空港ならびに和歌山・高野山方面をつなぐ鉄道事業を基軸に、多様な事業で沿線エリアの活性化に取り組まれ、近年では、ワンマン運転の拡充やデジタル技術を活用した業務効率化にも注力されています。泉佐野駅での監視システム新設にあたり、列車の扉開閉時の安全性向上と万が一の故障対応・保守対応の迅速化を目的として、当社独自の昇降式モニターハウジングを用いた24型フルHDモニター縦型表示システムをご採用いただきました。

 今回、列車に乗降するお客様の安全を確認する目的として、南海電鉄様で初めて採用された24型高輝度フルHDモニターを9:16の縦型表示モニターとして設置しています。高感度フルHDカラーカメラと組み合わせることで、上下方向の表示エリアの拡大と高精細映像化を実現し、従来の4:3横型表示モニターと比較し、安全確認時の視認性が大幅に向上しました。さらに、ハウジング内部のモニター部が昇降することで、メンテナンス時に脚立を使用する高所作業が不要となり、少人数での安全な作業が可能で、作業時間の大幅な短縮により、効率化を実現します。

 南海電鉄様では、今後の生産年齢人口の減少に伴い、限られた経営資源を有効に活用することで、持続可能な鉄道事業の実現を目指されています。今回、ご採用いただいた監視システムでは、昇降式モニターハウジングによる保守・メンテナンス作業時の省力化・省人化に期待を寄せていただいております。また、ホーム監視の更なる安全性を追求されており、高精細映像での監視が可能な24型フルHDモニター縦型表示システムを高く評価いただきました。

 池上通信機は、これからも鉄道運行の安全・安心を支えるシステムを全国の鉄道事業者様にご提案し、操作性と保守性の高い製品、および長期間にわたる保守サービスを提供してまいります。

<主な機器構成>
・24型高輝度・高精細フルHDモニター:FCM-E2470HD 1式
・昇降式モニターハウジング:1台縦配列タイプ MY-SW241T 1式
・高感度フルHDカラーカメラ:ISD-890 1式
・カメラハウジング:TY-587 1式

《ご案内》
南海電気鉄道株式会社様の公式websiteはこちらです。
https://www.nankai.co.jp/

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