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セキュリティ

2022.09.27

西日本旅客鉄道株式会社様に高感度フルHD監視システムを納入

~車掌用ITVシステムの高精細映像化と省メンテナンス化を実現~

 池上通信機株式会社は、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)様新大阪駅5番線へ、車掌用高感度フルHD監視システムを納入しました。採用にあたり、弊社独自の昇降式モニターハウジングを用いた縦型フルHDモニター表示を高くご評価いただきました。本システムは2022年3月から稼働を開始しています。

 JR京都線新大阪駅5番線は、新快速・快速列車の最大12両編成が停車するカーブのホームとなります。これまでの19型モニターは4:3の横型表示であったことから視認性に課題がありました。今回納入したシステムでは、24型フルHDモニターを9:16の縦型設置し上下方向の表示エリアの拡大と、「ISD-240HD」フルHD高感度カメラと組み合わせることで、視認性向上を実現。列車と点状ブロックとの間の「L空間」*部分を縦方向に鮮明に映し出すことで、これまでと比べて安全確認時の視認性が大幅に向上しています。また、ハウジング内部のモニター部が昇降することで、メンテナンス時に脚立を使用する高所作業が不要となることから、少人数で安全な作業が可能となり、大幅な省メンテナンス化を実現しています。

 この昇降式モニターハウジングを用いた高感度フルHDカメラシステムは、5月にインテックス大阪にて初開催された、「鉄道技術展・大阪」での弊社ブースにも展示しました。会場では、ブースにお越しいただいた多くのご来場者様から弊社独自の昇降機構による卓越した操作性と、大幅に向上する作業性、縦型表示による視認性などをご確認いただき、多数の引き合いを頂戴しています。安全確保と省メンテナンスへの期待がうかがえます。

 池上通信機は、これからも鉄道運行の安全・安心を支えるシステムを全国の鉄道事業者様に提案し、高精細な映像や、操作性とメンテナンス性の向上を実現した製品、および長期間に渡る保守サポートを提供してまいります。
* L空間:列車出発時におけるホーム上の特にリスクの高いエリアで、列車と点状ブロックとの間がアルファベットの「L」の形に見えることから、JR西日本様では「L空間」と呼ばれています。

京都線新大阪駅5番線の昇降式ハウジング
※モニター部を引き下ろした状態。通常は上部に格納

京都線新大阪駅5番線の昇降式ハウジング
※モニター部を引き下ろした状態。通常は上部に格納

納入台数:
フルHDカメラ:ISD-240HD ×3台
昇降式モニターハウジング:モニター2連タイプ MY-SW242T ×2台
             モニター3連タイプ MY-SW243T ×1台


《 参考 》
JR西日本様の公式websiteはこちらです:
https://www.westjr.co.jp/

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