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セキュリティ

2024.10.24

株式会社タクマ様よりひたちなか・東海クリーンセンター向け監視システムを受注

~既設の同軸ケーブルを有効活用した最新のIPカメラシステムに更新~

 池上通信機株式会社は、株式会社タクマ様(以下、タクマ様)より、ひたちなか・東海広域事務組合様が運営するごみ処理管理施設ひたちなか・東海クリーンセンターの映像監視システムを受注しました。本システムは2024年度中の納入、稼働を予定しています。

 ひたちなか・東海クリーンセンターは24時間安全にごみを処理する施設として、2012年5月より稼働しており、自然環境との調和や環境保全、災害対策などにも万全を期し、地域と連携した事業運営を行っています。

 本施設の運転開始から10年以上が経過し、既設のアナログ監視システムの更新を検討される中、新たなケーブル敷設が難しいことから、池上通信機はこれまで培ったノウハウにより、同軸ケーブル等の既存設備を効率的に流用してIP化する方式を提案し、ご採用いただきました。既設ケーブルを流用することで、施工時間の短縮とコストダウンを図りながらも高画質な監視システムへ生まれ変わります。

 ご提案した監視システムは、最新のフルHD ネットワークカメラ26式をごみ処理場内、炉内、ごみホッパー内など各施設に設置し、IPカメラの出力を同軸ケーブルで伝送できるよう信号変換することで既設のアナログカメラからの置き換えを実現します。また、IP多画面表示ユニット「IMV-901」と直感的な操作で制御が可能なIPタッチパネル操作器「TPC-120」で構成された監視システムは、IPシステムでありながらPCを使用せずに、これまでと変わらぬ操作性で効率的な運用が実現できます。

 タクマ様は、ごみ処理・水処理・エネルギーのプラントエンジリングを展開され、これからの未来に必要とされる事業を行う上で「50年を造る、100年を創る」というコンセプトを大切にされています。ごみ処理施設の建設・運営については国内外の都市ごみ焼却施設で約370施設の建設実績と多数の運営実績があり、Ikegamiの映像システムを使用したSolution Labでのデータ分析等による効率的なごみ焼却運転により、気候変動対策や資源・環境保全に貢献するごみ処理場運営に取り組まれています。

 日本国内でごみ焼却施設は、現在約1000施設が稼働しています。ひたちなか・東海クリーンセンター竣工以降の10年間に200施設以上が新規に使用開始されており*、今後はこれら施設の改良工事が多数見込まれます。それらの多くの施設はアナログ方式であるため、当社ではシステムの全面更新の提案はもとより、既設設備を最大限活用した更新など、お客様のご要望にマッチしたさまざまな提案を行ってまいります。

 池上通信機は、既存の設備を有効利用しつつ最新のシステムを導入できるようお客様の立場に寄り添った提案を行い、そのための製品・サービスを提供してまいります。そして、環境にも配慮した設備の長寿命化を通じて「住み続けられるまちづくり」へ貢献します。

*環境省廃棄物処理技術情報「一般廃棄物処理実態調査結果」統計一覧表(令和元年度調査結果)より

■主な構成機器

・フルHDネットワークカメラ:IPD-BX260 12式
・フルHD ドーム型 コンビネーションネットワークカメラ:IPD-SP250T 13式
・IP 多画面表示ユニット:IMV-901 14式
・IP タッチパネル操作器:TPC-120  6式

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