HQLM-3125X
HDR対応 31型4K UHD LCDマスターモニタ
- 希望小売価格 3,800,000円(税抜)
4K放送における映像素材確認の基軸を見据えたHDR対応の4Kマスターモニタ。
有効表示エリア全域1,000cd/㎡、コントラスト比100万:1、忠実な色再現性といった実力が、マスターモニタに求められる4K映像制作における基準器としてクリエイティブな番組制作をサポートします。
■LCDパネルは、高輝度、高コントラスト、広視野角、高速応答、色再現性に優れた直下型LEDバックライト搭載4K UHD(4096× 2160)/10bitパネルを採用。4K入力画素をリサイズしないリアルな画素表示と忠実度の高い階調表現を実現しています。輝度は有効画面全域にわたり1000cd/㎡。コントラスト比100万:1を実現し、暗部階調表現と明部の鮮やかさの表示を両立させています。
■ITU-R BT.2077-2、ITU-R BT.1120-9に準拠した12G-SDI、3G-SDI、HD-SDI映像信号のペイロードIDにより、HDRの切替とカラースペースの切替を自動で行ないます。手動設定も可能です。
■3次元のLUT(3D-LUT)により、色補正処理を行うことができます。3D-LUT設定はユーザ設定を書き込むことが可能なため、厳格な色補正処理が可能となります。
■米国撮影監督協会(ASC)技術委員会で定めるカラーディシジョンリスト(CDL)仕様に基づいた基本カラーコレクションのスロープ、オフセット、パワー、サチュレーションに対応した演算処理を行うことができます。
■12G-SDI信号(入力2系統、出力2系統)、3G/HD-SDI信号(入力5系統、出力5系統)に対応しています。また、HDMI信号(HDCP2.2対応)入力に対応します。
■SDI信号、HDMI信号に多重されたエンベデッドオーディオ信号を自動認識し、内蔵ステレオスピーカ、ステレオヘッドフォン、ステレオラインアウトから出力できます(SDI信号:最大16ch、HDMI信号:最大8ch)。また、MENUにより、ペアチャンネルまたは5.1chダウンミックスをセレクトできます。エンベデッドオーディオレベルメータ表示にも対応しています(最大16chのオーディオ信号から8chを選択して表示可能)。
■メニュー設定により、フロントパネルのF1~F4スイッチに様々な機能を割当てることができます。
■設置場所・操作目的により、パラレル/シリアル/ワイヤレスリモートの3種類のリモートによる遠隔操作が可能。さらにネット経由でモニタを制御できるEthernet機能を搭載。PC画面から個別制御が可能なため汎用性が高まります。赤外線リモートコントローラRCT-30Aもオプションで用意しています。
■各種データ(MENU設定、PRESETデータ、ユーザマーカ)はUSBメモリに保存できPC上でデータ管理できます。また、そのデータを他のモニタにコピーすることもできます。
*PRESETデータは個々のモニタでデータが異なります。
■4:3、13:9、14:9、15:9、16:9マーカのエリア外の映像部分にシャドウをかける機能を装備。シャドウ部分のコントラストは0%、20%、40%、60%に設定できます。
■12G-SDI、HD/3G-SDI信号に多重されたタイムコード(VITC/LTC)を画面に表示できます。サイズは大/小の2種類、表示輝度は3段階の明るさが設定可能です。
■簡易ベクトルスコープ表示が可能です。
・表示サイズ:256×256、384×384
・表示輝度:3段階
・表示位置:3種類
・表示色:WHITE、GREEN
■各入力対して、個々のモニタに素材名(英数字、8文字以内)を設定できます。入力チャンネルを切替えた時、予め設定した素材名をIMD/UMD表示できます。
■HDR規格に対応。放送局での映像制作向けのHLG(Hybrid Log-Gamma)方式のほか、映画制作やWeb配信コンテンツ制作向けのPQ(Perceptual Quantization)方式など、HDR規格のGammaカーブに対応しています。また、用途に応じたLog/Gammaカーブ を反映させることもできます。
■デジタル補正処理により、表示画面全体の輝度ムラや色ムラを自動調整するユニフォーミティ機能を搭載。画面均一性を保ちます。温度や経年変化による影響も考慮した調整により、マスターモニタとしての表示品質を確保し続けます。
■色域をITU-R BT.2020設定時に、ITU-R BT.709より広い色域の信号に対してゼブラパターンを表示させるガマットマーカ機能を搭載。従来の色域(ITU-R BT.709)では表現できない色を容易に認識できます。
■入力映像フォーマットは、4K UHD、HDの各種フォーマットに対応しています。また、デジタルシネマ規格であるDCI 2K/4K解像度(2048×1080/4096×2160)にも対応しています。
■入力した2K/HD(HD-SDI/3G-SDI)映像をマルチ画面表示として最大4分割画面表示ができます。また、2K/HD入力をリサイズなしの2Kサイズで表示するほか、4Kサイズの1画面に拡大表示することもできます(リサイズなしでの表示とダブラー、スケーリング処理が選択可能)。
■エンベデッドオーディオ16chのうち5.1chサラウンド音声チャンネル(Lm、Rm、C、Ls、Rs)を選択して、ARIB、ISO/IECで規定するダウンミックスのミキシング比率で簡易的にステレオ化。ダウンミックスした音声は、モニタ内蔵のスピーカ、ヘッドフォン、アナログ信号で出力できます。
■メニューの呼び出しや各種設定の操作性が向上。ロータリーエンコーダやMENU SW、UP/DOWN/LEFT/RIGHT SWにより、簡単に設定等が行なえます。特に、ホワイトバランスを調整する場合、ロータリーエンコーダを使用すれば、スムーズな設定が可能になります。
■USBマウスによりMENU、PRESET MENU、INPUT切替、フロントスイッチの各操作が簡単に行なえます。また、色温度、ユーザマーカ等の各種データ変更はマウスのスクロールホイール機能で簡単に操作できます。
■各種アスペクトに応じたマーカ表示が可能。セーフティマーカやロケーション合わせに有効な5分割、10分割クロスハッチマーカなど、便利なマーカが豊富に搭載されています。また。最大120種類(10シーン×12種類)まで描画可能なユーザマーカ機能を装備。1シーン当たり、ラインやBOXマーカを12種類までピクセル単位で設定できます(描画設定はマウスでも可能)。設定データはUSBメモリに保存し、他の同種モニタにコピーすることも可能です。
■カラーバー信号、ブルージュ信号、ブルージュ付きグレースケール信号、ウインドウ信号、20%グレイ信号、-6.8%~0%&100%~109%信号を内蔵。各種調整作業をモニタ単独で行なえます。
■波形モニタ表示が可能。Y、Cb、Cr、R、G、Bの単チャンネル表示のほか、Y・Cb・CrまたはR・G・Bのコンポーネント表示が可能です。
・表示サイズ:256×256、384×384
・表示輝度:3段階
・表示位置:3種類
・表示色:WHITE、マッチコンポーネント
(Y&G:GREEN、Cb&B:BLUE、Cr&R:RED)
■【TSL UMDプロトコルV3.1】を使用してIMD(In Monitor Display)/UMD(Under Monitor Display)表示を集中制御。素材表示(英数字)、TALLY表示が可能です。RS-485で1ライン(系統)当たり最大32台を集中制御。ライン数を増やすことで、最大96台のIDと個別制御が可能となります。
■HD-SDI信号に重畳されたクローズドキャプション信号をデコードし、画面上に表示することができます。
パネル性能 | |
種類 | a-Si TFTアクティブマトリクス |
画素 | 4K UHD 3840×2160 |
サイズ | 31.1型 |
画面輝度 | 1000cd/㎡(パネル単体ピーク輝度) |
コントラスト比 | 1,000,000:1 |
表示色 | 10.7億色 |
視野角(上下/左右) | 178° |
総合定格 | |
電源電圧 | AC100-120V/AC200-240V |
消費電力(最大) | AC:400W |
温度/湿度 |
動作:0℃~+35℃/20%~85%(非結露) 保存:-10℃~+50℃/10%~85%(非結露) |
色温度 | D65、D93、FILE1~8 |
EOTF | ITU-R BT.2100、SMPTE ST.2084、LOG1、LOG2、2.2、2.4、2.6 |
カラースペース |
ITU-R BT.2020*、ITU-R BT.709、DCI-P3 D65*、 DCI-P3*、ACES*、Adobe RGB*、パネル *RGB色度点は、完全に包含されません。 |
外形寸法(W×H×Dmm) | 762×467×172 |
質量 | 約30kg(本体) |
ビデオ入出力 | |
入力 |
12G-SDI:2系統 3G/HD-SDI:5系統(うち2系統は12G-SDIと兼用) HDMI(HDCP2.2):1系統 |
出力 |
12G-SDI:2系統 3G/HD-SDI:5系統(うち2系統は12G-SDIと兼用) |
音声 | |
表示 | エンベデッドオーディオレベルメータ(8ch) |
スピーカ | 定格出力:1W+1W(ステレオ) |
5.1ch ダウンミックス出力 | 標準 |
ヘッドフォン出力 | 標準 |
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