menu

放送

2022.09.28

ポーランドのICE クラクフ・コングレス・センター 新スタジオ用にHDK-73カメラシステムを納入

 池上通信機は、ポーランド南部の主要都市クラクフ(Krakow)のICEクラクフ・コングレス・センター(以下、ICEクラクフ)に設置された新スタジオ用として2/3型3CMOS HDカメラシステム「HDK-73」を5式納入しました。新スタジオとコントロールルームをLAN制御で統合することを特徴としたシステムです。

 ポーランドの南部に位置するクラクフは、ワルシャワに遷都するまで首都であった歴史あるマウォポルスカ県の県都です。2014年、その中心部に近代的な多機能施設としてICEクラクフが開設されました。ガラス張りの3階建て吹き抜けのロビーが特徴で、メインホール、シアターホール、会議ホールのほか、多くの多目的ルームを備え、ビジネスと文化の街の象徴と称されています。

 新スタジオは、当社のポーランド代理店であり、放送に関連する幅広いサービスを提供しているShadok AV Group(以下、シャドック)様による設計、施工です。企業のプレゼンテーションから大規模な会議、展示会やコンサート、スポーツ観戦などの様々なイベントを良質なHD高画質映像で収録しテレビ中継する設備として構築しました。

 ICEクラクフを運営するKrakow5020様のIzabela B?aszczyk社長は 「COVID-19によるパンデミックの最中に、観客を収容するリアルイベントとそのオンライン配信に対応したTVスタジオを施設内に仮設し、その運用について集会・会議・展示会などの事業を行う業界の関係者に意見を伺いました。結果、高度な技術力で融合されたこの最新の設備がよりビジネスチャンスにつながる可能性を持っていることを確信しました」と高い期待を寄せています。

 この新スタジオは、レンタル提案も積極的に行われており、既に、クラクフ市がビデオオンデマンドで配信する「PLAY KRAKOW」向けに、ニュース・ドキュメンタリー・エンターテインメント番組などのオリジナルコンテンツ制作にも活用されています。

 システム設計を手掛けたシャドック様のGrzegorz Piechu?a社長は、今回の納入について「センター内であれば、敷地全体に張り巡らされたLANケーブルで接続されたイーサネットを通じて、建物のどこでも運用できるように設計しました。カメラ制御信号をLANポート経由で簡単に接続できること、さらに池上通信機が培ったカメラのノウハウと多機能性およびその仕様に見合った価格も魅力的でした」と話しています。シャドック様は、放送局のスタジオ収録やロケなどのイベントでのエンジニアリングサービスをはじめ、放送システム設計、機材レンタル、イベント業務なども請け負う総合エンターテイメント企業で、当社の強力なパートナーとなります。

 池上通信機は、注目されるビジネスイベントの需要拡大など新たなニーズや用途をとらえ、お客様のビジネスの創出や拡大につながるような魅力的なシステムソリューションを提供することを通し、みなさまの豊かな生活と社会の発展に貢献してまいります。

《機器構成》

3CMOS HDカメラ HDK-73 5式
7型ビューファインダー VFL-P700 5式
ベースステーション FA-300L 5式
7型LCDカラービューファインダー VFL701D 3式
オペレーションコントロールパネル OCP-300 3式
コマンドコンバーター
BSH-300
2式


ICEクラクフ様の公式websiteはこちらです:
http://icekrakow.pl/

シャドック様の公式websiteはこちらです:
https://www.shadok.pl

Contact Us

お問い合わせ

ご希望の要望に合わせてお問い合わせください。