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メディカル

2024.05.29

世界に先駆けて開始された「8K腹腔鏡手術システムによる映像を伝送し遠隔で手術指導を行う臨床試験」医療用8K解像度カメラを使用

池上通信機株式会社と一般財団法人NHK財団(以下、NHK財団)で共同開発した医療用8K解像度カメラ「MKC-820NP」が、「8K腹腔鏡手術システムによる映像を伝送し遠隔で手術指導を行う臨床試験」で使用されました。*

今回の試験は、国立研究開発法人国立がん研究センターの中央病院とNHK財団にて、日本発の8Kスーパーハイビジョン技術(以下、8K技術)を用いた腹腔鏡手術システムで手術映像をリアルタイムに送受信し、遠隔で手術支援(指導)を行うことが臨床で有用かを確認するため、大腸がん患者さんを対象とした臨床試験を世界に先駆けて開始したものです。

この臨床試験の中で使用された医療用8K解像度カメラ「MKC-820NP」は、当社のメディカル事業での映像技術とノウハウに加え、放送事業で培った8K技術を基盤とした映像技術、さらにNHK財団のこれまでの8K腹腔鏡カメラ開発および臨床試験の経験と知見の粋を結集させたカメラです。今回使用された「MKC-820NP」は、第1世代に改良を加えた第2世代機となり、第1世代機と比較して、1/7以下の容積、1/3以下の質量を実現し、市販のスコープホルダーでの利用が可能となりました。

今後、臨床試験で得た成果も踏まえて、手術現場での操作性をより向上させるなど、医療用8Kカメラシステムの機能開発を進めていきます。

池上通信機は、映像分野での技術開発を通じ、これからも社会に役立つ製品とシステムの開発に取り組んでまいります。

*今回の臨床試験の詳細は、国立研究開発法人 国立がん研究センターのホームページをご参照ください。
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2024/0507_1/index.html

「腹腔鏡と接続した超小型医療用8K解像度カメラMKC-820NP」
※写真提供:一般財団法人NHK財団

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