横浜市立大学附属市民総合医療センター様より大規模な手術映像の配信・記録サーバーシステムを受注

～複数の手術映像の一元管理により業務効率化に貢献～

　池上通信機株式会社は、横浜市立大学附属市民総合医療センター（以下、市民総合医療センター）様より手術室や検査室内等の映像データの配信や記録を行う大規模なサーバーシステムを受注いたしました。2024年3月に納入予定です。

　市民総合医療センター様は、神奈川県内で救急医療体制の最後の砦を担う高度救命救急センターとして指定を受けている横浜市内最大の大学病院です。10の疾患別センターと25の専門診療科を構え、多様な医療サービスを提供しています。

　今回の手術映像の配信・記録サーバーシステムの全面更新にあたり、市民総合医療センター様ご指定の仕様に対し既設機器やラックを一部流用しながら高画質かつコンパクトなサイズの術場カメラと、多数の映像記録および配信に特化したサーバータイプのネットワークレコーダーを採用したシステムで構築いたしました。既設の術野カメラや生体モニターの映像等も高圧縮でエンコードしIP伝送することで、従来の操作性や画質を損なうことはありません。さらにソフトウェア中心のシステム構成となっているため、必要に応じて機能のバージョンアップも可能とするなど、手術室の効率的な運用にも寄与します。ご採用いただいたシステムでは、市民総合医療センター様の本館と救急棟の手術室や検査室内の各所に設置されたネットワークカメラで、院内の患者様を見守ります。医師控室をはじめとした施設でカメラ操作や映像切替等のリモート制御を可能とするタッチパネル操作器とIP多画面表示ユニットで構成されたシステムとすることで、手術映像を一元管理し業務の効率化に繋がる運用を実現します。

　池上通信機は、さまざまなセグメントでネットワークカメラを活用した映像配信・記録サーバーシステムの実績があります。これまでに培ったノウハウとお客様のご要望に真摯に向き合う姿勢をご評価いただいたことも今回の受注につながった一因と考えております。

　池上通信機は、お客様のニーズにマッチした運用性の高いシステムを提案し、高性能で信頼性の高い製品と高品質なサービスを提供し続けることで、社会の安心・安全に貢献してまいります。

■主な構成機器

フルHD ドーム型 コンビネーションネットワークカメラ：IPD-SP250U　23式
ネットワークレコーダー（録画・配信サーバー）：INR-3500 Type2　8式
ネットワークエンコーダー：IEN-10　34式
IP多画面表示ユニット：16分割装置　12式
IPタッチパネル操作器：TPC-100　3式

◆横浜市立大学附属市民総合医療センター様の公式websiteはこちらです。
https://www.yokohama-cu.ac.jp/urahp/