ignis

ignis(イグニス)

トータルシステムソリューション

ignisは、システム統合管理ソリューションとメディア信号処理ソフトウェアプラットフォームからなるトータルシステムソリューションです。

●ignis mc システム統合管理ソリューション
システムの構築から設定・運用・操作そして監視までをトータルでサポートする統合管理ソリューションです。サードパーティ製品を含めたあらゆるMoIP機器やSDI機器に対応し、それらをハイブリッドに組み合わせて統合管理します。

●ignis mp メディア信号処理ソフトウェアプラットフォーム
汎用サーバ上でメディア信号処理を行うためのソフトウェアプラットフォームです。スイッチャ/マルチビューワなどのさまざまな機能を持つアプリケーションを複数動作させることにより、映像音声のリアルタイム制作を行うことができます。

ignis mcとignis mpが綿密に連携することで、管理制御と信号処理を合わせたトータルシステムソリューションを実現します。

ignisソリューションイメージ

 

ignis mc(ignis Management and Control)は、システム統合管理ソリューションです。

システム構築/設定/運用/操作/監視をトータルサポート

システムの構築から設定、運用、操作そして監視までを統一した環境で行うことができるソリューションです。システムを構成する全ての機器を登録・管理し、名称管理、コネクション制御、タリー制御、機器制御、プリセット呼び出し、そしてアクセスユーザ管理などを行います。また外部システムとのインターフェイスにも柔軟に対応します。

SDIとMoIPのハイブリッドシステムに対応

サードパーティ製品を含む各種のSDI機器やMoIP機器とのインターフェイスに対応し、それらをハイブリッドに組み合わせたシステムが可能です。MoIPメディアのコネクションとSDI信号のクロスポイント切替えを混在させたタリー連携にも対応します。オペレータはSDIとMoIPのリソースの違いを意識することなく、シームレスな運用が可能です。

複数システムの一括管理とリソースシェアに対応

制作サブ/報道サブ/回線設備/共有設備などの複数のシステムを一括で管理することが可能で、各々を複数のドメインに分けて個別にRDSを配置します。ignis mcはこれら複数のRDSに登録されるSenderとReceiverを、ドメインを跨いで自由にアサインできます。リソースシェアによって共有機器の有効活用を行い、機器の稼働率アップとコストダウンが可能となります。

煩雑になりがちなMoIP機器の登録を簡単に

DHCPによるIPアドレス自動割付を用いることでソースIPアドレスやマルチキャストアドレスの設定が容易になります。APIに対応したMoIP機器はIPアドレス設定も自動で行うことができます。また、Video/Audio/Dataの各種メディアは自動でグループ化され、ひとつのリソースとして登録されます。メディアのグループ化によってMoIPメディア信号をエンベデッドSDI信号と同様に扱うことが可能となります。

 

ユーザ自身でWeb GUIによる操作画面を作成編集

GUI編集画面上のカンバスに押ボタン、ラベル、フェーダなどのパーツを自由にレイアウトし、各々のパーツにデザインや動作させたい機能などをアサインしていくことで、カスタムメイドのGUI画面を簡単に作成することができます。被制御機器のパラメータやGPIO装置に紐づく接点制御をはじめ、ルータリモコン機能、マルチビューワレイアウト選択、プリセット呼び出し機能などにも対応し、通常のシステム制御全般が可能です。

 

システム状態監視・アラーム監視とロギング

機器の状態監視、ネットワークやフロー状態の監視に対応し、システムの健全性の確認や異常発生時のアラーム発報などを行います。Web GUI上にアラーム内容を表示させ、ラックや操作卓の機器レイアウトイメージに合わせたアラーム表示画面の作成なども可能です。ネットワークスイッチからの状態取得によりトラフィックやコネクション状態の見える化を進め、異常発生時の原因特定をサポートします。

 


ignis mp(ignis Media Processing Platform) は、メディア信号処理ソフトウェアプラットフォームです。

汎用サーバのCPU/GPUを用いたメディア信号処理プラットフォーム

汎用サーバにGPUカードを実装したハードウェア環境で、メディア信号の入出力、ハードウェアリソース管理およびシステム制御とのインターフェイスを行うプラットフォームです。プラットフォーム上に各種のメディア処理を行うためのアプリケーションを複数動作させます。アプリケーションの数や組み合わせは自由で、汎用サーバとGPUの処理能力に合わせてスケールアップします。メディア信号はST 2110/SRT/NDIに対応します。

信号処理アプリケーションのラインナップは順次拡充

信号処理アプリケーションは、スイッチャ/マルチビューワ/フレームメモリ/カラーコレクタ/ビデオタイマ/情報表示/JPEG-XS/各種クロスコンバータ/Audio DSP などに順次対応しラインナップを拡充していきます。 各種のアプリケーションはライセンス管理によって起動できる数や組み合わせを柔軟に変更することが可能です。

拡張性と機能集約

信号処理プラットフォーム上で動作する複数のアプリケーションは、各々のユーザからの同時アクセスに対応します。アプリケーション間の独立性も確保されるため、複数の設備からの並列運用にも安全に対応することが可能です。アプリケーションは汎用サーバとGPUの処理能力の範囲内で複数同時運用が可能なため、機能を集約するほどコストパフォーマンスが高まります。また、汎用サーバを追加することで更に利用できる機能を容易に拡張することができます。

冗長性と高信頼性

ignis mpは汎用サーバによるメディア信号処理を複数の設備でシェアするコンセプトです。汎用サーバは設備ごとの冗長構成とせず、全設備に共通の冗長機器を配するN+1冗長が可能です。汎用サーバ1式がダウンした場合、他の汎用サーバによって機能の代替を可能とするサーバ構成をご提案します。緊急時を想定した回避系統を予め複数プリセットすることで、容易なEMG対応を可能とします。汎用サーバ間のライセンス移動や回避系統のプリセット制御はignis mcにて管理します。

ignisによるスタンドアロンシステムイメージ

単独のシステム内で完結するMoIPシステムを構築する場合のイメージです。メディア用とマネージメント用のネットワークスイッチを中心に、システム管理・制御を行うignis mcサーバを2重化で配置し、メディア信号処理を行うignis mpサーバを最適な冗長構成で配置します。リソース系はMoIPネイティブ機器の他にIP GatewayによりSDI信号を取り込みます。モニタ系はIP GatewayによってMoIPメディアをSDIに変換して監視します。その他、MoIP対応の波形モニタ、PTPグランドマスターなどを配置します。操作系はignis mc端末、Web GUI端末、ignis mpスイッチャ専用端末や専用操作卓、ルータリモコンパネル、そしてGPIOのインターフェイスなどを運用に合わせてシステムアップします。

ignisによる集約型リソース共有システムイメージ

複数のシステム間でリソース共有しながら機能を集約してトータルシステムを構築するイメージです。共有機器と各システムによる複数のドメインを持ちます。メディア用とマネージメント用のネットワークスイッチはシステム規模や設備の配置に合わせて柔軟に構築します。システム管理・制御を行うignis mcサーバや、メディア信号処理を行うignis mpサーバは複数のシステム間で共有します。特にignis mpサーバは必要なメディア処理機能を集約し、N-1冗長を踏まえた最適な冗長構成で配置します。共有機器ドメインの機能やリソースはignis mcによってシェア管理され、各システムドメインで安全に利用することができます。


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