トップメッセージ

株主の皆さまにおかれましては、日頃より当社事業への多大なるご理解と厚いご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

今年度第83期は、本年5月25日に公表させていただいた「新3カ年中期経営計画2023-2025」の初年度となり、目標達成と更なる成長へ向けた重要な年度となります。

今第2四半期の業績は、前年同期との比較で売上高は増収となり、損益につきましても大幅に改善し、経常損益および最終損益は黒字に転換することができました。
 売上高につきましては、放送システム事業で前年度好調に推移した中継車システムの更新が一段落したことにより売上が減少しましたが、産業システム事業(メディカル/検査装置/セキュリティー)の国内での売上が大幅に増加し、海外では中国での医療用カメラの販売が大きく伸長しました。
 損益面につきましては、売上高の増加に併せ、原材料価格の高騰に伴う販売価格の見直し、改定を進めるなど、第1四半期に引続き売上総利益が大幅に改善されたことが寄与し、営業損益は前年同期を大きく上回り、経常損益および最終損益は黒字に転換することができました。

当社グループは、引続き業績のV字回復による黒字化はもちろん、来年度以降の更なる成長・発展へ向けた中期経営計画の初年度となる今第83期の目標達成へ向けて、放送システム事業はもちろんのこと、特に産業システム事業の更なる拡充に注力し、積極的な事業活動を展開して参ります。

当社を取り巻く事業環境は、今後の国内外情勢の動向変化により予断は許されない状況ではありますが、現段階において、業績のV字回復へ向けて順調に推移しております。当社グループは、引続き今期業績目標の達成はもちろん、更なる成長・発展へ向けて積極的に施策を展開し、持続的成長と企業価値向上を図って参ります。

株主の皆さまにおかれましては、引続き絶大なるご理解とご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2023年12月
池上通信機株式会社
代表取締役社長 清森 洋祐