トップメッセージ

株主の皆さまにおかれましては、日頃より当社事業への多大なるご理解と厚いご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

第80期は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行に伴うロックダウンの発令や、国内での緊急事態宣言の発出など、経済活動はもちろん社会生活にも大きな影響を及ぼし、当社グループにとっても大変厳しい1年となりました。その結果、営業利益ベースでは2020年11月12日に公表させていただいた業績予想を下回りましたが、最終損益となる親会社株主に帰属する当期純利益は、若干ではありますが予想を上回る結果を残すことができました。

当社グループを取り巻くビジネス環境は、中長期の視点では国内外での4Kシステムの需要増加と、更なる高精細を目指した8Kシステムへの期待、放送のデジタル化投資や、安心・安全の確保によるセキュリティ需要、医療用映像機器の高画質、高精細化需要、品質、安全性の確保による検査工程の自動化要求等が高まっていくことが見込まれます。
 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の勢いは衰えておらず、ワクチン接種が進むことで収束に向かうことが期待されていますが、世界規模での変異ウイルスによる感染が広がるなど、経済活動の停滞が長期化するリスクは払拭されず、依然として先行き不透明な状況となっております。

当社グループは、こうした状況の中、メーカーとしての基本である製品競争力の更なる強化はもちろん、比較的影響を受けにくいと思われる公共性の高い案件や、投資意欲が旺盛な市場、地域に注力するとともに、更なるコスト構造の改善による企業体質の強化、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進など、ウィズコロナ下でのニューノーマルへの対応を加速して参ります。
 コロナ禍による事業環境の変化を変革の絶好の機会と捉え、第81期は、来期以降のウィズコロナ、そしてポストコロナへ向けての成長を加速するための変革の起点づくりの年と位置付け、その基盤作りを確実に実行して参ります。

株主の皆さまにおかれましては、引続き絶大なるご理解とご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

2021年6月
池上通信機株式会社
代表取締役社長 清森 洋祐