池上通信機とは

池上通信機の歩み

1946年に「池上通信機材製作所」として創設し、通信機用小型変圧器、電源機器等の製造を始めて以来70年を超える歴史を持ち、情報通信機器を取扱う製造業です。
1949年より、現在の主力事業である放送機器の製造を開始し、成長を続けてきました。また、放送機器により培った映像技術を活かし、
セキュリティ、メディカル、検査装置へと事業領域を広げてまいりました。
当社は「プロに貢献するプロ」であり続けるために、最先端の技術を創造し続け、製品やシステムに応用し、社会に貢献することを使命とするグローバルカンパニーです。

  • 1946年
    初代社長 斎藤 公正が東京都大田区堤方町913番地に
    「池上通信機材 製作所」を創立。
    トランス、チョークコイル、電源機器の製造を始める。
  • 1951年
    商号を「池上通信機株式会社」に変更。
    テレビジョンスタジオ 装置関連の製造・販売を開始。
  • 1961年
    東証第二部へ株式を上場。
  • 1964年
    米国法人をニューヨークに設立。
    (1978年ニュージャージー州に移転)
  • 1970年
    欧州法人をドイツ・デュッセルドルフに設立。
    (1978年ノイスに移転)
  • 1981年
    カラースタジオカメラの自動調整デジタルコンピュータの開発により、エミー賞を受賞。
  • 1983年
    カラーカメラ「EC-35」の技術開発により、エミー賞を
    受賞。
  • 1984年
    東証第一部に株式を上場。
  • 1994年
    「スキンディテール」と呼ばれる「コントロール・
    エッジ・エンハンスメント技術」により、3度目の
    エミー賞を受賞。
  • 2007年
    厳しい宇宙環境に耐えられるカメラを開発。月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョン動画撮影に成功。
  • 2010年
    「ポータブルテープレス記録機の開発と製品化」に
    対して、4度目のエミー賞を受賞。
    ※米国Avid Technology, Inc.との共同受賞。
  • 2014年
    シンガポールに現地法人
    Ikegami Electronics Asia Pacific Pte. Ltd.を設立。
  • 2015年
    世界初のハンディタイプ8Kスーパーハイビジョンカメラ「SHK-810」を NHK様と共同開発。
    世界初の8Kスーパーハイビジョン中継車を製作。
  • 2018年
    「SHK-810」8K camera systemが
    第44回放送文化基金賞を共同受賞。
         
  • 2019年
    世界最小の医療用8K解像度カメラ「MKC-820NP」を
    一般財団法人NHK財団様と共同開発。

    ※写真提供:一般財団法人NHK財団様
  • 2021年
    創立75周年を迎える。
  • 2022年
    東京証券取引所 スタンダード市場に移行。

事業概要

当社グループは、当社および子会社5社で構成され、高度な映像関連技術を基盤に、放送関連分野をはじめ幅広い産業分野に、製品・システムならびにサービスを供給しています。

放送システム事業関連

  • テレビ番組をはじめとした映像コンテンツの制作の現場に欠かすことのできないカメラやモニタ、映像を切り替えるスイッチャ、映像を電波にして伝送する伝送装置が数多く活躍しています。
  • また、製品の製造・販売だけではなく、各種製品をシステム構築し、スタジオ・サブシステムや中継車システム、ヘリコプター映像システムなどのトータルソリューションを提供しています。
  • Ikegamiの放送機器は日本国内だけでなく、世界各国で数多く使用されています。近年では地上波放送だけでなく、インターネット放送をはじめとした番組制作にも当社の放送機器が使用されています。また、公営競技の分野でも高いシェアを誇るなど、幅広い分野で当社製品が活躍しています。

セキュリティ事業関連

  • 街中で安心・安全を見守るセキュリティ市場でもIkegamiの製品は広く使用されています。
  • 「安心・安全」に対する意識が日に日に高まり、高度化する市場ニーズに対し、Ikegamiならではの高精細映像技術やネットワーク技術を提案しています。なかでも、官公庁やプラントなどで使用されるハイエンドな監視システムの構築を得意とし、高付加価値製品・システムを提供しています。また、大型道路の交通量の監視や制御をおこなう交通量監視システムや鉄道市場でのホーム監視システムなど、日々の暮らしの身近なところで活躍しています。

メディカル事業関連

  • 医療分野においてもIkegamiの製品は活躍しています。医療現場では、映像表現力と耐久性を兼ね備えた確かな品質に加え、ドクターに寄り添った運用スタイルの提案により、数多くの実績を積み重ねてきました。特に、手術顕微鏡や手術室の無影灯に設置されるカメラシステムにおいては国内で大きなシェアを占めています。
  • メディカル市場では4K・8Kといった高精細映像への要求が高まっています。Ikegamiも4Kカメラやモニタ、世界最小となる8Kカメラをラインアップし、最先端医療の実現に寄与しています。また、医療機器製造・販売業の資格を取得し、本格的な医療機器の販売が可能な体制を整えています。

検査事業関連

  • 「キズや汚れがないか」「異物の混入はないか」を人の目に代わり自動で判別する検査市場でもIkegamiの製品が活躍しています。
  • 検査事業では、Ikegamiが得意とする撮像と画像処理技術を融合させた検査装置を製造しています。検査の対象は、医薬品(錠剤・顆粒)の欠け、汚れ、異物混入や、パネル(液晶パネルなど)や金属箔などの傷、汚れなど多種多様にわたり、その検査精度に対する要求は、常に高まっています。お客様の製品における品質向上を支えることで、「安全・安心」を提供しています。

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