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2017年9月20日

中京テレビ様新社屋に報道サブ映像システムを納入

Ikegamiの技術が毎日の運用を支えています

image008 2016年11月、中京テレビ様は、名古屋駅の南に広がる地区「ささしまライブ24」に移転し、新社屋での運用を開始しました。当社は、新社屋の6階報道フロア内C/Dサブにスタジオサブシステムを納入しました。

Cサブは、毎日のニュース番組の制作を行なう報道サブで、夕方のワイドニュース「キャッチ!」をはじめ、昼ニュース、早朝・深夜のショートニュースをオンエア。Dサブでは、主に日本テレビ様をはじめとする系列局様へのニュース素材送りと自局の中継を受け系列局様への送出を行われています。報道フロアには、Cスタジオとオープンスタジオの2つがあり、オープンスタジオはショートニュースで使用するほか、災害時の緊急特番を目的としています。

日々のニュースを伝える報道サブは、休むことなく稼動し、大きなニュースは、自局での放送に加え、全国放送でもオンエアされます。そのため、システムの信頼性、冗長性、操作性がとても重要になります。

当社では、同じ名古屋圏内のテレビ局様に2015年3月に報道サブを納入しており、その実績が裏付ける信頼性を高く評価頂きました。


 

 
生放送の報道サブでは、万一の機器の故障や何らかのトラブルが発生した際にも番組が継続できる冗長性が大変重要になります。そのため、C/Dサブでは、充分な冗長系を確保しています。通常、映像は制作スイッチャの出力を使用していますが、映像スイッチャ系統に障害が発生した際には、スイッチャ卓の系統切り替えボタンにより、予備系統として用意しているマトリクススイッチャの出力に切り替えます。切り替えは、リレー接点切り替えとし、分配器やマトリクススイッチャを極力通らないシンプルな系統を構築しています。 


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Cサブでは、予備系の素材切り替えを通常運用と同様にスイッチャ操作パネルのM/E(ミックス/エフェクト)3の素材選択ボタンで切替えします。障害時にはスイッチャ内蔵DSK(ダウンストリームキー)が使用できなくなるため、予備系には別のDSK装置を備えスーパー付けを可能としています。このDSKのON/OFFも、内蔵DSK同様に、スイッチャ操作パネルで操作可能とし、通常運用と変わらぬ操作感を実現しています。また、ワンマンオペレート用のOTC(ワンタッチ・コントロールシステム)も2重化して冗長系を充実させています。

やり直しの効かない生放送に対応するため、本報道サブでは誤操作することのないわかり易い操作性を実現しています。

モニタ棚の素材名表示器では、C/Dサブのマトリクススイッチャの入力素材名に加え、その前段にある回線センターのマトリクススイッチャの入力素材名を表示します。これにより、スイッチャ卓にて「リモート12」という入力系統名称だけではなく、「R12 鳥羽カメラ」というような具体的素材名称を確認できます。

 

早朝、深夜のショートニュースではOTC運用とし、テイクボタンを押すだけで、映像/音声/スーパーなどの出力切り替えを行ないます。マニュアル運用の番組制作では、それら機器の操作に複数のオペレータが必要ですが、OTC運用によりワンマンオペレートを実現しています。運用画面は、中京テレビ様と打合せを重ね、細部に渡り運用される方のご意見を取り入れ、確実な操作ができる判り易いデザインにしました。

OTCタッチパネルやDサブタッチパネルにはモニタ画面分割装置を使用し、16分割画面を表示しています。本装置はマトリクススイッチャに実装しているため、18系統の入力素材についてケーブルを差し替えることなく、設定で入力素材を選択することが可能です。素材名表示器と同様に、分割画面上に表示する素材名は、回線センターのマトリクススイッチャの素材名を表示するため、映像とともに具体的素材名称が確認できます。

制作スイッチャおよびマトリクススイッチャは、CサブとDサブで共通で1台になっています。M/E1~M/E3をCサブで使用し、M/E4をDサブで使用するなど素材を共有化し、配線の簡素化、費用の低減を実現しています。

Cスタジオとオープンスタジオのカメラシステムは、当社納入の既存設備を移設し運用されています。Cスタジオが、HDTVスタンダードカメラが2式、ポータブルカメラが3式。オープンスタジオは、ポータブルカメラ1式。本工事ではサブシステムだけでなく、カメラシステムも合わせ一括してとりまとめました。

C/Dサブの映像設備は、6階のラック室に配置しています。ラック室は、このほかFPUや局内回線ルータなど様々な機器のラックが80本程設置されています。ラック室の分電盤から各ラックへの電源系統の取りまとめを行なうなど、スタジオサブ以外の新社屋に関わる工事も実施し、きめ細かな対応をご評価いただきました。

中京テレビ様からは、「報道サブとして安定運用を前提に置き検討した結果、池上通信機様の機材を選定致しました。現在365日フル稼働ですが、大きなトラブルはなく稼働しております。」とのコメントを頂きました。

池上通信機は、これからもオンエアを支える信頼性の高い技術力で番組制作に貢献してまいります。


中京テレビ様