導入事例詳細

2015.9.9

日本工学院八王子専門学校様 スタジオ関連設備を納入シンプルで、より実践的なシステムを実現

 
東京都八王子市にキャンパスを構える日本工学院八王子専門学校様のスタジオ関連設備の更新を受注、納入いたしました。クリエイターズカレッジ放送・映画科の設備である「デジタルオープンスタジオ」「テレビスタジオ」「映像編集ライン」の更新において、Ikegamiのシステムをご採用いただき、システムインテグレートも弊社が担当いたしました。

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今回のシステム更新について、日本工学院八王子専門学校クリエイターズカレッジ放送・映画科科長 前田様にお話を伺いました。

今回のシステムの概要をお聞かせください。

 今回の更新は、「デジタルオープンスタジオ(以下DOS)」「テレビスタジオ」「映像編集ライン」の3つのシステムを更新しました。
 大きな更新としては12年ぶりの更新となりました。前回の更新時には、一言で申しますと、「重厚で豪華な」システムを構築したのですが、重厚であるがゆえに学生が扱うには難しいシステムでした。そこで今回の更新では、学生が操作しやすく、なおかつ実践的な教育を行うことができることを意識し、システムを構築しました。カメラ、スイッチャ、編集機をはじめとし、最新の設備で実習を行い、卒業後すぐに現場で活躍できるような教育を心がけます。

システムの特長を教えてください。

 サブシステムでは、それぞれの卓を独立させ、学生が卓を囲み講師の話を聞きやすくなるように考慮しました。また、スイッチャ、VE、音声、照明の各卓の上部天井に俯瞰カメラを設置し、講師の手元の映像をモニタに映し出しています。手元を直接見ることができない学生も操作内容を見ることができるようになり、非常に重宝しています。
 スタジオでは、操作性の良いFull HDカメラであるHDK-55を5式採用しました。操作性に優れているので、学生が思う通りに操作できるようになりました。従来の重厚なシステムでは、講師が一緒でなければ扱うことが難しいシステムでしたが、更新後は放課後に自主的にカメラを操作している学生も増えました。更新の効果を大いに実感しています。

編集システムは「Avid Media Composer」15式と素材共有サーバ「ISIS5500」のシステムを新たに構築しました。編集機1台1台それぞれに素材を取り込んで編集を行っていた従来の方法から、ISIS5500を導入することにより、共有サーバ上の素材に各編集機からアクセスして編集を行うというフローを実現しました。日本工学院はAvid認定校ということもあり、これまでにも増して充実した実習を行うことができます。

2つのスタジオがありますが、それぞれどのように活用していらっしゃいますか?

 実習の量・質を考えると、2つのスタジオで同時に実習することは難しいのが実情です。講師の人数にも限りがあり、どうしても授業内容が薄くなってしまいがちです。そのため、本番を想定した設備は「DOS」に集約し、実習はこのスタジオを中心に行います。もう一方の「テレビスタジオ」には可搬型システムを構築し、リハーサルを想定した運営を行っております。可搬型システムは実習だけでなく、学校の入学式や卒業式、体育祭、学園祭など学内行事の中継や収録にも利用しています。

池上通信機をご採用いただいた決め手はどのような点でしょうか?

 前年に蒲田新校舎のレインボースタジオの更新を行いました。その際、池上通信機に依頼したのですが、完成した設備の使い勝手が良かったこと、また、作業工程、納期対応をはじめとした工事内容が好評であったことが、池上通信機に依頼する決め手となりました。

実際に運用されて、いかがでしょうか?

 今のところ、思い描いていた通りの運用ができております。以前は少数の大型カメラのシステムでしたが、今回の更新ではポータブルタイプにし、台数を増やしました。台数を増やしたことで、必然的に学生が機材に触れる機会が増えています。
 また、システム全体がシンプルになった分、実習がしやすくなりました。システムの系統もシンプルになり、学生にとって、より扱いたいシステムになったと思います。これまでは複雑すぎて、講師が一緒にいないと扱うことができず、学生も敬遠していたように思います。先ほど申し上げたとおり、自主的に機器を操作する学生が増えた要因も、システムをシンプルにしたことにあると思います。

今後の展望をお聞かせください。

 近年の卒業生や、これからの卒業する学生は放送業界に携わる以上、必ずと言っていいほど2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関わると思います。そこで、スポーツ制作、中継、情報番組において戦力になることができるように特に意識して、実習を行いたいと考えています。
 また、4K・8Kの動きが具体的に始まっております。専門学校としては、今後どれだけ実習環境が整っているかが重要だと思いますので、動向を見守りながら注力していきたいと考えています。

池上通信機に対して望むことはございますか?

 今回の更新で、技術面・制作面においても現状での最新技術でシステムを組みましたが、4K・8Kの運用が目の前まで迫っています。4K・8Kの機材を当たり前のように揃えて運用できるように、今後も最新機器を開発・提案し続けてもらいたいと思います。


本日は、どうも有難うございました。