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池上通信機がロボットアームを使用したリモートプロダクションシステムを提案
テレビ放送歌番組、CM撮影で運用

 池上通信機株式会社(東京都大田区池上)は、働き方改革に取り組む映像制作現場、新しい映像演出に取り組む制作現場へのソリューションとして、長年のシステムカメラ開発で培った経験を活かし、リモートプロダクションシステムR2 SYSTEM (Real Remote System)の開発に取り組んできました。新たな映像制作スタイルの実現を目指し、現在、放送局様や映像制作プロダクション様にご協力いただいて運用実績を積み重ねております。

 R2 SYSTEMは、映像制作におけるカメラワーク、ワークスタイル、ワークフローに新しい手法を提供します。
 多軸ロボットアームと池上独自の直感的な制御技術により、ダイナミックな映像演出を実現します。従来の物理的な制約を乗り越える正確な高速移動・画角変化によるロボットならではのダイナミックなカメラワークと、人間の感性的なカメラワークの両立が特長です。
 また、遠隔操作による映像制作の省力化、ソーシャルディスタンスの確保(感染症対策)、更に、カメラのズームやフォーカス、ロボットアームによるアングル操作などの高度な再現性とプリセット機能によるシンプルな操作で、新たなワークスタイルを提供します。
 ワークフローにおいても、日々の放送カメラの運用のあり方に変化をもたらします。ロボットとカメラの事前セッティングによる高度な再現性は、作業負担を軽減するだけではなく、番組制作から放送までの作業の流れを大きく変えることができます。カメラ・ロボットの絶対位置取得により、トラッキングシステムとして一般的なFreeDプロトコルによるバーチャルシステムへの対応も容易です。また、一般エレベーターでも運搬できるサイズとしているためスタジオ間の設備共有等も可能です。

 本R2 SYSTEMは、本年6月に株式会社テレビ東京様(以下、テレビ東京様)、7月に株式会社4thFILM様(以下、4thFILM様)に、本番運用で採用いただきました。

 テレビ東京様には音楽番組の歌唱シーンで運用していただき、多軸ロボットアームの特長を活かした斬新な動きや、複雑なカメラワークをシンプル且つ安全に運用できる制御システムを高く評価いただきました。感染症対策が求められる撮影現場で、制作人数の削減やソーシャルディスタンスの確保に寄与するシステムであることも、本システムの採用に繋がりました。
 映像企画・制作を行う4thFILM様には、女性向けファッション情報誌付録のCM撮影にR2 SYSTEMをご採用いただきました。「R2がなければ撮れなかったカットも多かった」と演出面に関して評価をいただくとともに、手軽に何度でも同じ動きを再現できるという運用の利便性を実感していただきました。撮影されたCMは、テレビ放送のほかに、屋外大型ビジョンでの放映、各種SNS(Instagram、YouTubeなど)の公式チャンネルから発信され、放送局スタジオに限らない幅広いアプリケーションの可能性を示唆いただきました。

 池上通信機は、本システムにご興味をお持ちいただいたお客様、パートナー様とともに、R2 SYSTEMを更に発展させ、新たな制作スタイルを提案してまいります。

 なお、R2 SYTEMは、11月18日~20日に開催される、「Inter BEE 2020 ONLINE」(https://www.inter-bee.com)へ出展いたします。