マ行モーションディテクション=動き検知映像の中で動きの変化を検知する機能で、自己機能の連動制御や外部機器制御用のアラーム信号を出力する。画面上の特定の範囲だけを検知させるエリア設定や、長時間動かない物体を検知する機能などの応用が可能なものもある。S/N信号(SIGNAL)に対する雑音(NOISE)の比のことで、この値が大きいほどザラツキが少なく 綺麗な映像が期待できる。アルファベットAGC Automatic Gain Control増幅器の利得を自動的に調整し、出力レベルを 一定に保つ動作。AHDアナログハイビジョン方式と言われる映像伝送方式。AHD1.0では1280×720の映像を伝送。AHD2.0では1920×1080のフルハイビジョンの映像伝送が可能である。フリッカー補正 Flicker Compensation照明の点灯周波数と、カメラの垂直周波数との 差により発生する画面のちらつき(フリッカー)を補正する機能。バリフォーカルレンズ Varifocal Lens焦点距離を変えることができるレンズ。主レンズの前の付加レンズを動かすことにより連続的に焦点距離を変えられるが、ズームレンズと異なり、同時に結像面も移動する。可変焦点レンズともいう。フレーム/フィールド蓄積 Frame / Field-Integration固体撮像素子から映像信号を得る場合、光電変換 によって得られる電荷をフレーム(2フィールド) 期間にわたって蓄積する方式をフレーム蓄積、 1フィールド毎の期間で蓄積する方式をフィールド蓄積という。ホワイトバランス White Balanceカラーカメラにおいて、光源に合わせて色再現性を調整する機能。白い被写体を撮像した時、白く再現するように調整する機能。ATW(Automatic Tracing〈Tracking〉 White Balance)、AWB(Automatic White Balance)、AWC(Automatic White Balance Control)、マニュアルなどがある。ラ行レンズマウント Lens Mountカメラのレンズ受け口をいい、Cマウント、CSマウント、バヨネットマウント等がある。CマウントとCSマウントはねじ式マウントで、フランジ焦点距離が17.526mmのものをCマウント、12.5mmのものをCSマウントと呼ぶ。また、バヨネットマウントは三板式カメラに多く採用され、スタジオ用カメラの規格に準じたマウント。Fナンバー(F No.) F-Numberレンズの明るさを表す数値。F値ともいう。光学系の焦点距離をf、レンズの口径(入射瞳の径)をDとするとき、F=f/Dで表されている。結像の明るさはFの2乗に反比例し、Fナンバーが小さいほど光学系が明るいことを示している。一般に、レンズに示されている絞り目盛りにはFナンバーが用いられ、1、1.4、2、2.8、4、5.6、8、11、16...と、1段 ごとに明るさが半分になる公比√2の級数で表示される。CMOS(CMOSイメージセンサ)CMOSイメージセンサは、レンズを通して入射した光を電気信号に変換する固体撮像素子で、光電変換部はCCDイメージセンサと同様にフォトダイオードを使用するが、発生した電荷を水平・垂直に配列したCMOS(相補性金属酸化膜半導体)形トランジスタのスイッチによって読み出す方式が構造的特長である。単位セルごとに増幅器を持つことが比較的容易に可能で、光電変換された電気信号の読み出しによる電気ノイズの発生を抑えることができる。また、CMOSロジックLSI製造プロセスの応用で大量生産が可能で、高電圧アナログ回路を持つCCDイメージセンサと比較して消費電力が少なく、原理的にスミアやブルーミングが発生しないという長所がある。DSP回路Digital Signal Processing。映像信号をデジタル処理することで安定した映像が得られる。Focus EZ機能設置、調整の際、オートアイリスレンズの絞りを強制的に開放し、モニタ画面上のレベルインジケータで微妙なフォーカス調整が容易に行える機能。H.264動画圧縮規格の一つで高画質を保ちながら高圧縮を実現している。MPEG-2と比較し、同じ画質で約1/2のデータ量となる。HDカメラやメガピクセルカメラなど高画質で高解像度の映像圧縮に最適。H.265動画圧縮規格の一つで高画質を保ちながら高圧縮を実現している。H.264の後継にあたり、 同じ画質でH.264の1/2、MPEG-2の1/4のデータ量となる。HD(フルHD)高精細映像のこと。1280×720ピクセル以上の画像解像度を持つ映像をさす。なかでも、1920×1080ピクセルの画像解像度を有する映像をフルHDと称し、HD映像の中で最も解像度が高い。HYPER DYNAMIC窓際や出入り口付近などの明るい部分と暗い部分の照度差が激しい場所でもHYPER DYNAMIC機能により自然な映像が得られる。IP(インターネット プロトコル)インターネットにおけるデータを伝送するために使用される通信プロトコル。IP66、IP65電気機械器具の外郭による保護等級を示す規格。機器内部への固体異物(粉塵など)や水の侵入に対する保護の程度を示す方法として国際標準のIEC 60529(JIS規格ではC 0920)で規定された保護等級で、IP66は耐塵・耐水形、IP65は耐塵・防噴流形というような表現をするが、詳しくは前記の公的規格による。MPEG-4動画データの符号化方式の一つで、MPEG-1, MPEG-2に比べて低い通信速度にも対応できる。フレーム自身の画像を背景や人物などのオブジェクトに分解して差分を符号化する方式により、高い圧縮率が可能で、画像データの再利用に有利などの特長がある。MPEG-4AVC(H.264)とは互換性がない。NDフィルタ Neutral Density Filter光線の可視スペクトル部分の各波長に対してほぼ均等な透過をする(非選択性の透過率)フィルター。光の波長成分を変化させることなく、また、光学系の絞りを変えずに減光したいときなどに 用いる。PoE/PoE+Power over Ethernetの略称で、イーサネットの配線で利用されるカテゴリ5以上のUTPケーブルを通じて電力を供給する技術。主に電力供給の困難な場所に設置された機器にて利用される。基本的にはPoEに対応した機器同士でなければ利用できないが、給電ユニットや受電ユニットといった外部機器を併設することで、PoE非対応の機器でも電力供給の恩恵を受けることは可能である。VESAマウント (VESAマウントインターフェイス)LCD等フラットパネルディスプレイの取り付け方法に関する標準化規格。取り付けるネジ穴の数、 ネジ穴の間隔、使用するネジについて定められており、VESA75、VESA100が汎用的である。市販のVESA規格の壁掛け固定具やアーム型固定具を利用でき、さまざまな設置方法が可能となる。WDR(ワイドダイナミックレンジ)ダイナミックレンジが広いことを表す。これを具体的に数値化表現したものが「ダイナミックレンジ拡大比」である。池上では、ワイドダイナミックレンジカメラをHYPERDYNAMICカメラと称する。34
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