News Release

放送用新型ハードディスクカメラ
「DNS-21/201(呼称:Editcam2)」を開発
〜‘99国際放送機器展に出展 〜

池上通信機株式会社(本社:東京/社長:久保 登)ではこの度、放送用新型ハードディスクカメラ、「DNS-21/201(呼称:Editcam2)」を開発、平成11年11月より受注を開始することにいたしました。
Editcam2は、旧機種であるEditcam(DNS-11/101)を使いやすく改良するとともに、記録媒体であるハードディスクパッケージ(呼称:FieldPak)を大幅に小型化することにより、従来の報道用VTR一体型カメラと同等の小型化、低消費電力化を実現いたしました。
新しいハードディスクパッケージ「FieldPak2」は従来のものと比較して、容積にして約80%減、質量も約1/4の230gと飛躍的に小さくなり、トータル(カメラヘッド+FieldPak2)でも25%減の約5kgと従来の報道用VTR一体型カメラと同等になっています。

また、Editcam2はノンリニア記録の利点を生かし、従来のテープ記録では実現し得なかった様々な機能を搭載しています。ランダムアクセスによる頭出し機能、撮影現場で収録した映像の確認中に急に撮影したいシーンが現れても自動的に空き領域に記録を行うインテリジェント記録機能、撮影チャンスを逃さないレトロループ機能、タイムラプス機能、そして全世界で圧倒的シェアを誇るノンリニア編集装置MediaComposerとのデータ互換など、従来の報道用VTR一体型カメラでは実現できない運用を可能にしています。


主な特長

■カメラの大幅な小型化と省電力化を実現

質量・サイズともに従来比約80%減と、飛躍的に小型化したFieldPak2を採用したことにより、Editcam2は初代Editcamと比較してサイズ比にして約20%減を実現しました。また、消費電力も従来比30%減を達成し、撮影現場でのカメラの使い勝手を格段に向上させました。

■Remote Editorとしての運用

Editcam2は、イーサネットコネクタを装備し、イーサネット経由でノートPC(Windows95/98)に接続が可能。専用アプリケーションをノートPCにインストールすれば、ディスク部分の機能がノートPC上でリモコン制御可能です。撮影現場や、ロケ先のホテル、移動中の車の中など、ビデオキャプチャーボードを使用すればEditcam2とノートPCで簡単に粗編作業が可能です。

■レトロループ機能

決定的瞬間にカメラが録画状態になくても、録画ボタンを押す前の映像をさかのぼって記録できるレトロループ機能を搭載。10〜180秒前まで任意に設定可能で、被写体の動きを確認した後に記録ボタンを押しても間違いなく記録できるため、取り逃しのない効率的な撮影を行うことが可能です。

■タイムラプスレコーディング

フレーム単位の間欠記録ができるタイムラプスレコーディング機能を搭載。長時間の監視映像等、効果的な撮影が可能です。

■インテリジェントレコーディング機能

ハードディスクでは空き領域を自動的に検出して映像を書き込むため、撮影済みの映像を再生中にRECボタンを押しても、VTRのような上書きによる素材喪失はありません。撮影現場でいつでも安心してプレビューが可能です。

■高性能デジタルプロセスカメラ

カメラ部は、池上最新のHLシリーズに搭載されている新開発10ビットデジタルプロセスIC(ASIC)を採用。高信頼性、低消費電力、S/Nのよい優れた映像品質を実現しています。また、多彩なDTL機能や、メモリカードにカメラの運用状態を記憶可能なメモリカード機能、使用頻度の高い機能をユーザー設定でカメラ前面のスイッチに割り付けられるパーソナルファンクション機能など、様々な機能を搭載しています。

■用途に応じた2タイプ

52万画素FIT CCDを搭載したDNS-21Wと、52万画素IT CCDを採用したDNS-201Wの2タイプをラインアップしています。いずれも16:9/4:3スイッチャブルです。

■高画質記録

AVR-70BH規格を使用して、ビットレート8bit/サンプリングレート13.5MHzでの高品質な画像記録を実現しています。

■デジタイズ作業が不要、Avid MediaComposerでダイレクトに編集

Editcam2で記録したメディア(FieldPak2)をDFPA(Desktop FieldPak Adapter)にマウントするだけで、ノンリニア編集装置で世界トップシェアを誇るAvid Technology.Inc.のMediaComposer(Ver.7.0以上)でダイレクトにノンリニア編集が可能です。 記録媒体にハードディスクを採用しているため、従来のように長時間録画したビデオテープを時間をかけてハードディスクにコピーするデジタイジングプロセスは一切不要。撮影終了と同時に待ち時間ゼロですぐにノンリニア編集が行えます。

■ポケットサイズにまで小型化されたFieldPak2

FieldPak2は、ポケットサイズにまで小型化を実現しながらも従来通りの耐久性を兼ね備えています。パッケージの大幅な小型化により、カメラマンがメディアを持ち運ぶ際の負担が大幅に軽減されるとともに、メディアの省スペースでの保管が可能になりました。

■ 最大100分の長時間記録

記録媒体のFieldPak2には2.5インチハードディスクドライブを採用。最大約100分の長時間記録を可能にしています(AVR-70BH規格/12GBのハードディスクを使用した場合)。もちろん、ハードな運用に耐える耐震・耐環境性能を実現しています。

 

受注開始時期:平成11年11月  
価  格 :DNS-21W \4,500,000.
      DNS-201W \3,500,000.

 

【性能】

■ カメラ部
撮像素子 DNS-21W 2/3インチ約52万画素FIT CCD×3
DNS-201W 2/3インチ約52万画素IT CCD×3
水平解像度 600TV本(16:9)、700TV本(4:3)
垂直解像度 400TV本(Super V: off) 、480TV本(Super V: on)
S/N 62dB
感度 DNS-21W F8/2000 lx(+48dBゲインアップ時)
DNS-201W F11/2000 lx(+48dBゲインアップ時)
最低被写体照度 DNS-21W 約1 lx
DNS-201W 約0.12 lx
レジストレーション
エラー
0.03%以下
量子化ビット数 10ビット
サンプリング周波数 18 MHz
外部同期入力信号 VBS 1Vp-p±6dB/BBS 0.45Vp-p±6dB、75Ω
映像出力信号 VBS 1Vp-p 75Ω
モニタ出力信号 VBS/VS 1Vp-p 75Ω
ゲイン -3,0,+3,+6,+9,+12,+18,+30,+36,+42,+48dB
シャッタ機能 1/60(OFF),1/100,1/120,1/250,1/500,1/1000,1/2000
バリアブルシャッタ
(CVSS)
DNS-21W 1/30.5〜1/57.4秒、1/60.6〜1/1748秒
DNS-201W 1/60.3〜1/787秒
■ 記録部
サンプリング周波数 4:2:2 13.5MHz/8bit
ディスク記録時間 約100分(AVR-70BH規格/12GBメディア使用時)
入力信号 カメラ映像入力信号:Y,Cr,Cb/0.7Vp-p
 または、
外部映像入力信号:1Vp-p、正極性(BNC)

音声入力信号:2ch、3ピン、-60dB/+4dB平衡
出力信号 プログラム映像出力信号:1Vp-p 75Ω、正極性(BNC)(SMPTE-170M)
モニタ映像出力信号:Y信号出力
音声出力信号:2ch、+4dB、600Ω平衡 (出力レベル 可変)
■仕様
光学フィルタ
DNS-21W
1
2
3
4
ND
100% 25% 6.2% 1.6%
A
B
C
D
CC
3200K 4300K 6300K CROSS
DNS-201W
1
2
3
4
CC
3000K
5600K
+6.2%ND
5600K
5600K
+1.6%ND
                       
レンズマウント バヨネット(B4)
使用ディスク 2.5インチ 4GB/6GB/12GB ハードディスクドライブ
電源供給 DNS-21W DC +12V (+11〜+17V) /29W
DNS-201W DC +12V (+11〜+17V) /28W
周囲温度 0℃〜+40℃(動作時)
湿度 85%以下
外形寸法 W130×H253×D326mm
質量 4.8kg(カメラヘッドのみ)

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