池上通信機株式会社(社長:久保登)はこの度、株式会社中国放送(RCC)殿より、220万画素CCD(1080i)採用の最高級フルデジタルHDTVカメラ=HDK-790D/79D、及び小型HDTVカメラHDL-37Dを計15式受注した。
納入はRCC殿の開局記念日の、10月1日(1999年)の予定。
今回の受注は、現行中継車の老朽化に伴う中継車の更新によるもので、RCC殿では今後急速に進む放送のデジタル化・HDTV化を長期的視野で見据え、これからの中継車にはHDTVへの対応が不可欠と判断、ローカル局としては初めてHDTV中継車の採用に踏み切られるとともに、その核となるHDTVカメラを池上通信機製に決定された。
池上通信機が納入するのは、メインカメラとしてライブカメラのHDK-790D、ポータブルタイプのHDK-79D、サブカメラとして小型タイプのHDL-37D各5式の計15式。いずれも新開発2/3インチ220万画素CCDを搭載するとともに、同じCCU(CCU-790)を採用することによりメインカメラとサブカメラを同一環境で使用可能である。また、各カメラ/CCUのユニット類が共用可能であり、メンテナンスを容易にしている。
また、今回カメラとともに受注したSE-79(システムエクスパンダ)は、HDK-79Dとの組み合わせにより7インチビューファインダや大型レンズの使用が可能であるなど、ライブカメラと同等の操作性を実現しており、中継などでライブカメラがもう1台必要なときの+1カメラとして使用可能である。
メインカメラであるHDK-790D/79Dはさる11月に千葉・幕張で開催されれた国際放送機器展(InterBEE`98)にて発表された池上最新のフルデジタルHDTVカメラ。新開発2/3インチ220万画素CCDを採用し、各放送フォーマットに合わせてCCDの読み出しをインターレスモード、プログレッシブモードに切替えることが可能で、DTV各放送フォーマット(1080i/720p/480p/480i)にも最高の画質で対応が可能である。
また、サブカメラであるHDL-37Dは、3CCD採用のHDTVカメラとしては驚異的な小型化を実現することにより、撮影が困難な場所に取付け可能であり、幅広い用途に使用可能なカメラである。今回、キヤノン殿のリモコン雲台と組み合わせたリモコンカメラシステムを採用するとともに、インカム通話等も可能にしている。またHDK-790D/79Dと同様光ファイバー伝送システムを採用している。
RCC殿が今回採用する大型HDTV中継車は、広島市民球場でのプロ野球中継や広島ビッグアーチでのサッカー・Jリーグ中継などで主に使用される予定であり、RCC殿としては他のローカル局に先駆けてHDTV中継車を採用することにより、地上波/BSのデジタル放送が開始される予定である2000年以降にも、独自の番組制作でローカル局をリードしたいご意向である。