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放送

2022.10.31

株式会社テレビ朝日様へBS放送の基幹となる4Kサブシステムを納入

テレビ朝日

 池上通信機株式会社は、株式会社テレビ朝日(以下、テレビ朝日)様へ、主にBS放送向け番組制作を行う4Kサブシステムを納入し、2022年4月から運用いただいています。

 このサブシステムは、2003年のテレビ朝日様本社ビル完成時に池上通信機が納入し、BS放送番組の制作を行う設備として稼働してきた64サブの更新になります。この間、2018年12月のBS朝日様による4K放送の開始、高品質なネット配信サービスの発展、HDRの規格化などにより、番組制作とサブシステムに求められる要件は大きく変化しています。そこでこのたびの更新では、64サブの役割を新61サブへ移すとともに、大幅な機能更新が図られました。

 新61サブの映像システムは4K/HD番組制作に対応し、インターフェースは12G-SDIを基本としています。また、BS4K放送、BS放送の基幹サブとして、4K HDR/HD SDRのサイマル制作を行い、4K、HDそれぞれの出力をマスター設備に送出することで、4K/HDのサイマル放送を可能としています。

 また、新61サブシステムには、365日生放送での運用に耐えられるより高い信頼性が求められました。池上通信機は、これまでの豊富な実績で培われた経験を生かし、長時間の運用に適したシステム構成と、万一の障害発生時でも運用しながらのメンテナンスを可能とする柔軟なシステム設計により、既設の64サブでの運用性を継承しつつ、長期間にわたって安心して運用いただける高い信頼性を実現しています。


 64サブと同時期に池上通信機が納入した65サブは、2018年に4K化改修を終え、テレビ朝日様本社ビル初の4K HDR/HD SDRサブシステムとして稼働しています。そしてこのたび新61サブが2つ目の4Kサブとして新たに稼働しました。池上通信機は豊富な実績で培った経験を生かして、これからもお客様のご要望にお応えするソリューションを提案し、運用形態に合わせたシステムを提供するとともに、長期間にわたって安心して運用いただけるサービスの提供に努めてまいります。

【主な構成機器】

映像設備
スイッチャー MuPS-5000  4K:80入力×40出力
(4K:3ME、3D DFE 2ch、DSK 4ch)
ルーター UHSM-220220  220入力×140出力
(MV内蔵: HD64分割画面8出力、2式)
周辺機器 OnePackⅡシリーズ、2U筐体×14式
(MUX 17系統、DSK 2系統、SEL7系統、プロセス40系統以上)
音声設備
音声卓 CALREC ARTEMIS-Light 32フェーダー
EMG卓 CALREC Type R
OUTPUT MTX DAF-020A(32入力×64出力)3U筐体×2式
周辺機器 OnePackシリーズ、3U筐体×13式

《ご案内》
株式会社テレビ朝日様の公式websiteはこちらです:
https://www.tv-asahi.co.jp/

61スタジオサブシステム
ビデオスイッチャー「MuPS-5000」
ルーター「UHSM-220220」
機器ラック

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