放送

2024.02.06

日本テレビ放送網株式会社様の生田スタジオへ2つのサブシステムを納入

~将来の4K化も見据えたシンプルなシステム構築を評価~

 池上通信機株式会社は、日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)様の生田第1スタジオおよび第2スタジオへサブシステムを納入しました。ドラマ収録に特化したスタジオとして様々なドラマの撮影を開始しています。

1サブシステムのスイッチャー卓

 今回、2つのサブシステムでご採用いただいたルーティングスイッチャー「UHSM-220220」は、60入力×40出力の入出力数を装備し、12G-SDIにも対応可能なHD-SDIフォーマットをベースとしたシステムです。全入出力1.5G/3G/12G-SDI信号のトリプルレートをリアルタイムにルーティングし4K/HDを混在できるため、2つのスタジオの映像システムは4K化を見据えたシンプルな構成となっています。また23.98fpsのビデオフォーマットにも対応しているため、ドラマ収録でのシネマライクな撮影が可能です。

 オプションとしてマルチビューアー機能を搭載したことによりHD解像度で32出力、4K解像度で8出力とシステム全体のモニターをサポートする多チャンネル構成となっており、4K出力も可能なため、大型モニターで分割表示する際も高精細な映像表示が保持できます。さらに、ダウンストリームキーヤー(DSK)機能のオプション搭載により、HDでは16チャンネルまで備えています。そのため簡易スイッチャーとしても機能し、スーパーだけでなくクロマキー合成やピクチャインピクチャを行うことができます。またモニター用の棚はなくし、レールを併用しながらスタンドとアームを組み合わせた構造とすることで、圧迫感のないゆとりのある環境を実現しました。両スタジオの構築において、4K化を見据えつつシンプルなシステム構成となる提案力と対応力を高くご評価いただきました。

 日本テレビ様では、これまで長きにわたり当社のカメラシステムや中継車、伝送システムなど、多くの映像システムをご使用いただいております。各製品やシステムの機能・性能・操作性のみならず、信頼性やアフターサービスも含めた対応力も、今回の2つのサブシステムの採用につながった要因の1つと考えています。

 池上通信機は、これからも高性能かつ高品質なシステムソリューションを提案し、長期にわたり安心して運用いただける保守メンテナンスの提供に努めてまいります。

◆日本テレビ放送網株式会社様の公式websiteはこちらです。
https://www.ntv.co.jp/

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