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セキュリティ

2023.01.23

東京消防庁様から高所カメラシステムを受注  都心の安全と迅速な災害対応に貢献

 池上通信機株式会社は、東京消防庁様向け消防用高所監視施設「高所カメラシステム」を賃貸借契約により受注いたしました(賃貸借契約先は、みずほ東芝リース株式会社様※)。2023年2月に設置予定です。

 この高所カメラシステムは、東京都千代田区のビル屋上に設置した2台の高所カメラの映像を、既設の光ファイバーケーブルを通して、東京消防庁本部庁舎の特別区災害救急情報センター(以下、災救センター)へ伝送します。災救センターでは、高所カメラ映像の表示・配信のほか、カメラのズーム、パン・チルト(上下左右の動き)等の制御を行うことにより、災害発生時の現況を迅速に把握し、関係部署等との情報共有、的確な災害対応を可能にします。

 本施設では2009年より当社のHDカメラ「HDL-45A」を使用した高所カメラシステムを運用いただいてきましたが、このたび13年を経て当社の超高感度耐環境型フルHDカメラ「PCS-7700HD」を中心とした最新のカメラシステムへ更新が決定しました。「PCS-7700HD」は高性能ズームレンズと耐環境型カメラハウジング、高速パン・チルト台の一体構造を持つコンビネーションカメラで、東京消防庁様には2021年より府中市内でもお使いいただいています。フルHDの高解像度、超高感度性能(最低被写体照度0.0093 Lx / F1.9、カラー時、電子感度アップOFF時)と、ワイドダイナミックレンジ機能等により、さまざまな環境下において捉えたい監視エリアの映像を鮮明に映し出すことができます。
 今回受注したシステムは、災救センターの操作卓(PC)のプリセットボタンまたは住所入力により、災害発生場所へカメラを高速旋回させることができます。また、PC上の地図に、選択しているカメラの撮影方向および画角が表示され、監視映像が表示されているエリアを瞬時に判断することができ、通報などにより既に覚知している火災の現状を正確に把握するという、高所カメラの重要な役割を果たします。

 近年、一般の火災に加えて異常気象により多発する大規模災害、首都圏等における地震による被害の減災対策として、火災情報等の活用方策が検討されています。池上通信機は、映像技術を生かした多彩な製品ラインアップとシステム構築力で、情報の収集と共有の分野で防災・減災に貢献していきたいと考えています。

【主な装置構成】
・超高感度耐環境型フルHDコンビネーションカメラ 「PCS-7700HD」:2式
・光伝送装置 :2対向
・操作卓(PC):2式

※みずほ東芝リース株式会社様の紹介websiteはこちらです。
https://www.toshiba-lease.co.jp/news/20221222/

超高感度耐環境型フルHDコンビネーションカメラ 「PCS-7700HD」

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